ひるめし考

2005-06-29 21:45:02 | Weblog
 さて、明後日から新職場である。有楽町である。おっち
ゃん、どうも町の雰囲気に合わないのではないかとびび
っておるよ。

 こないだ新職場のまわりをぶらぶらしたのだが、「こりゃ
困った」と思ったのが飯屋の少なさ。いや、数はある程度
そろっているのだが、「貧乏人が手軽にはいれるような飯
屋」が少ないのだ。現在社員食堂で、380円の特別定食
食って「いや~、きょうはぜいたくした」と考えてる人間が、
ランチ1200円の店にたやすく順応できるはずもない。吉
野家松屋、ガストにすき家。その手の店が見当たらないの
だ。どうもこのままでは、朝も昼もコンビニでパン買って済ま
すことになりそうである。情けないな~。

 昼飯にしても混雑した店が嫌いなので、「行列のできる
評判の店」なんて店にはもともと近づかない。だから結局、
「周囲の店より味の点でやや劣る店」の常連になることが
多い。しかも慣れなれしくされるのが大嫌いなので、店の
人間が常連扱いし始めるとそのとたんしばらく行くのをや
めにする。我ながら因果な性格である。

 さて有楽町のど真ん中、「あまりおいしくないが空いてい
て、価格もリーズナブル」という、わたしに向いた店が見つ
かるであろうか。こういう時こそ、ファストフード店のありがた
みか骨身に沁みる。「さほどまずくなく、混雑さもほどほど、
そして価格もリーズナブル」 あたりはずれがないという点で、
これほど便利な食い物屋もない。多用しすぎれば健康に悪
影響があるであろうことは十二分にわかってはいるが、いく
ら頭で理解しても行動することはなかなか難しい。あれに含
まれた多量の脂と塩分。血管になにかが詰まればあっという
間に倒れるだろう。

 しかしそれでもわたしにとっては、路地に隠れたように存在
する上品なレストランより、有名ファストフード店の方が親しみ
やすい存在であった。はじめてマックのバーガーを口にしたの
はまだ小学生の頃であったが、あの濃厚なケチャップの味は
今でも忘れがたい。はっきり言って、当時のマックのバーガー
はオシャレな食い物だったのである。

 しかし仕事よりも先に朝昼の飯を気にしているわたくし。それ
自体ダメダメでありますな。