30年前の中村雅俊

2005-06-01 21:45:00 | Weblog
 スポーツ紙読むとどこも「二子山親方死去」関連の
報道が大きく取り扱われてまんな。

 他人の家の遺産相続のゴタゴタ、悪趣味なのはわ
かってはいるがなんかこう覗きたくはなりますな。自
分の家があんな事態になったら洒落にならんが。だか
らこそマスコミはこぞって取り上げるのかもしれません
が。

 しかしなんというのか、「マスコミ味方につけての世
論作り」ということに関して、どうしてあれほど次男は
無能なのか。喪主云々に関しても「話し合った結果兄
に決まりました」とだけ言やあいいものを、なんであそ
こで愚痴愚痴言わねばならんのか。言葉にすればす
るほど、自らの器が小さく見えるということに何故気付
かないのか。「自分がこう発言したら、聞いた他人はど
う思うか」ということに関して、まるで無関心なのかそれ
とも感覚が常人と異なるのか。不思議なことこの上もな
い。

 そんなことを思いつつコンビニで週刊誌物色してたら、
週刊文春に大きく「貴乃花親方へのインタビュー」との
見出しが。うわ~、早えぇぇ、よく週刊誌の締めきりに
間に合ったよなと思って立ち読みしたら、なんとそのイ
ンタビュー受けたのが二子山親方死去の2日前とのこ
と。どう考えてもこの頃は危篤状態だったんじゃないだ
ろうか。そういう時に週刊誌のインタビューに乗っちゃう
ということがとてもアレだと思うのだが。

 しかも内容がまたすごい。「兄と私の病室での話がマ
スコミに漏れた。これは兄がリークしたからだ」てなこと
が思いっきり書いてある。つーか、「あんただってそうい
う内容の話を現時点で思いっきり文春の記者に語って
るじゃねーか」などという単純なツッコミは横へ置くも、論
理の進め方が完全なる我田引水の固まり。「お兄ちゃん
などと持て囃されて、兄はすっかり美味しい味に慣れて
しまったのではないか」。いや、現役時代の持て囃され
具合だったらアナタの方が数倍上だったが、などという
他人からの問いかけについては、親方、まるで想定して
いないようだ。

 ここまで他人のことが目に入らないひとというのもすご
い。ある意味「すなおな善人」なのかもしれない。しかし
それにしたってなぁ・・・・。本心か演技かは知らないが、
記者会見で涙浮かべた兄貴、「師匠でなく父親として」
ということを強調してた兄貴の方が、一枚も二枚も上手
である。弟、この記者会見の時も二子山のことを「師匠」
って呼んでたしなぁ・・・世慣れしたカミサンが何故知恵
つけてやんなかったのかと思う。

 もしかしたら、弟の夫婦仲も円満ではないのかしらん。
夫婦仲が円満であるなら、あの髪型はどんなことしてで
も止めるよなぁ。あんな、チューリップ帽にベルボトムの
ジーンズ、白いフォークギターが似合いそうなヘアスタイ
ル。30年前の中村雅俊だよあれじゃ。カミサンの関心が、
ダンナ本人からとうの昔に離れてしまったからかもしれな
い。