花田家騒動その3

2005-06-19 20:01:47 | Weblog
 しかし花田家騒動、まだまだあとを引いております。

 わたし自身はひとりっ子で、「兄弟の確執」というモノに
ついて全く無縁であるので、実際のところ語る資格はな
いのではあるが。ただ、生まれてから成人するまでひと
つ屋根の下で一緒に暮らしていれば、それはイロイロと
あるだろう。歴史的にも、足利尊氏&直義みたく殺しあ
ったアレもあることですし。

 ただ昨今、次男の行動のハジけっぷりのものすごさ。
こないだ休暇とって、朝の目覚めにテレビつけたらいき
なり貴乃花親方。となりには酒焼けした顔のみのもんた。
時計を見ると早朝の6時半。「朝飯にカルビ丼」のような
膨満感であった。少しは見る立場に立って欲しいと思う。

 で、印象的だったのはちょっと肯定されると、親方、心
底嬉しそうな顔するのね。なんか、いくら相撲取りとして
名声あがっても、常にこころはさびしかったひとなのかな
と。相撲そのモノを人生として捉え、相撲に関するいい悪
いをすべて生のまま人生の尺度にしてしまったら、周囲の
人間と摩擦が生じるのも当たり前だ。対する長男にとって
相撲は単なる「職業」。「かつて横綱であった」というのは
彼にとって商売上の肩書き以外のなにものでもない。次男
にとってはそういう「ものの考え方」が根本的に許せない
のかもしれない。

 中学出てからひとつの「職業」に専心し、それ以外のこと
を考えずに生きる生き方を「是」として育ってきた以上、今
さら方向転換がきかない、というのは理解可能ではあるが。
「世界には、自分と違うものの見方をする人間がたくさんい
る」ということを理解しないとああなる、という、反面教師と
してなら見事なまでに世の中に貢献している。

 あと兄弟決戦のヤオ問題についても、あんなん、兄弟で
真剣勝負などできると思うほうがアレである。相撲のヤオ
の問題は、「星が金で売り買いされている」ことが問題な
ので、いわゆる「片八百長」なんてのは昔からある。あの
決定戦を「不正なヤオ」として、いまさら鬼の首とったよ
うに言う方がオカシイのだ。