さくらさく 2011(6)

昨日に続く雲一つない快晴ながら、気温は一気に上がり、上着どころか長袖シャツも要らないような暖かさでした。この陽気で開花も進み、大半の木が見頃にさしかかってきました。靖国神社の庭園で、滝桜の子孫という紅枝垂が満開の花を咲かせています。境内には花見の自粛を要請する無粋な看板が立ち、行き交う人の数も心なしか少なめです。しかし、当然ながら桜の開花まで自粛させることはできません。暗く沈んだ世間をよそに、桜は今年も花を咲かせました。花見客も徐々に増え出して、明かりもまばらな都心の街にわずかながらも賑わいが戻ってきたようです。