日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

豊穣の福井を行く 2020 - 五日目

2020-09-24 05:52:58 | 北陸
おはようございます。昨晩は投宿して一風呂浴び、そのまま眠りに落ちました。わざわざ宿を奢った以上、もう一軒という考えはあったものの、富山の店の看板は総じて早いと分かっています。元々早い看板が、このご時世でさらに繰り上げられている可能性は高く、多くを期待しがたいものがありました。明朝の出発が早いこともあり、無理に呑むより休みたかった次第です。

土壇場の逆転劇により、半年ぶりの活動は予定外の五日目に突入しました。本日は七時台の「かがやき」で朝帰りします。北陸から朝帰りするのは能登を旅した一昨年以来です。あのときは六時台の始発列車に金沢から乗りました。しかも、宿から駅までバスに乗ったという違いもあります。それらの違いが積み重なり、宿を出るべき時刻でいうと今回の方が一時間半遅くて済みます。しかも、東京駅から職場まで直行した前回と違い、自宅に戻ってそのまま業務につくことができます。在宅勤務の導入に加え、始業を最長11時まで延ばせるようになったことで可能になった芸当です。一連の騒動がむしろよい方向に働いて、心理的な負担が大きく軽減されたのは助かります。

最新の天気予報を調べたところ拍子抜けしました。関東地方の降水量が大きく減っていたのです。前夜の時点の予報では、こちらが戻る九時頃から正午にかけて、一時間当たり20mm近くも降るとされていました。傘をさしても一瞬でずぶ濡れになるほどの土砂降りです。それに風まで加われば、列車が走るかどうかさえ覚束ないと身構えました。ところが何のことはない、最新の情報では多くとも5mmほどの予想に見直されています。騒がれていたよりも被害は小さかったということです。
その程度で済むのであれば、昨夜のうちに走って帰る手はあったのかもしれません。しかし、そうすればよかったという後悔は全くありません。瓢箪から駒の出来事によって、北陸を今一度旅する機会ができたからです。今は再開後の活動をむしろ楽しみにしています。暑さ寒さも彼岸までの諺も今は昔、九月の下旬でまだこれかと思うほどの暑さでした。特に昨夜は蒸し暑くて難儀しました。こちらへ戻ってくるときには、多少なりとも過ごしやすくなってくれると期待したいものです。
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