日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

錦繍の津軽を行く 2020 - しまや

2020-11-06 20:18:23 | 居酒屋
腹ごなしを兼ねて弘前公園を歩き、一息入れたところで来た道を引き返してきました。続いては「しまや」の暖簾をくぐります。
教祖があらゆる著作、番組で激賞してきた北東北の聖地も、自分の中では「はすや」「弦や」に次ぐ三番手という位置付けです。弘前に泊まっても素通りすることは少なからずあり、近年は冬場に連泊したときだけ立ち寄るのが恒例化していました。しかし、飲食業がここまで苦境に追い込まれると、世話になってきた店の動静が気にかかるのは人情です。今回だけは素通りできませんでした。
こうして暖簾をくぐったところ、またもや先客の姿はなし。カウンターは一席ずつ衝立で仕切られてはいるものの、これでは無用の長物です。席に着くなり連絡先を聞かれたのも、物騒なご時世の表れでしょう。県外客も多い当店ならではの苦悩が窺われます。店主からは四ヶ月休んでいたとの発言が。秋からようやく再開し、客足も次第に戻りつつあった中、先月の一騒動でまたもや無理無体な「要請」を突きつけられ、またも休んで今週再開したばかりと聞きました。療養により長期休業していたのは一昨年です。ようやく回復したかと思えば、降って湧いたような騒動に巻き込まれ、またもや商売上がったりの状況に追い込まれた心情は察して余りあります。
北陸を振り出しに、北海道と東北を渡り歩いてきましたが、繁華街の苦境をありあり感じたのは富山、釧路に次ぐ三度目です。しかし富山についていえば、二週間後に再訪すると何事もないかのように賑わいを取り戻していました。あくまで一時的な現象であってくれることを願います。

しまや
弘前市元大工町31-1
0172-33-5066
1500PM-2200PM(LO)
日曜及び月曜定休

豊盃三合
菊となめこ和え物
おから
胡瓜と高菜の粕漬け
馬すじ煮込み
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