日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

東北縦断花見の旅 2021続編 - 相性

2021-04-16 18:18:21 | 東北
六時過ぎまで粘ったものの、投光器が灯る気配はありません。飲食店への無理無体な「要請」が全国的に罷り通る今、米沢に着くのが遅くなりすぎるのは危険です。このまま県境を越えます。
花見の旅にも相性があります。ここでいう相性とは、満開、快晴の条件を何度も経験しているところと、毎年空振りしているところの違いです。東北編の序盤にあたる夏井から会津にかけては、紛れもなく前者の部類に属しますが、今年は特に上出来でした。ともすれば蛇足になりかねなかった今日でさえ楽しめたのは、相性の表れといってよいでしょう。
対極にあるのが山形、とりわけ赤湯から先です。ある年は雨に降られ、ある年は見頃を逃し、食害によりそもそも花が咲かない年もありました。県下屈指の名所たる赤湯の烏帽子山公園で、これこそはという桜を観たのは十年前です。それだけに、今度こそはと期するものがあるにはあったわけなのですが、今日中に駆け込めなかったことにより、またもや雨に降られるのが決定的となりました。
しかし、相性の良し悪しがこうもはっきり分かれると、悔しさよりも諦めの心情が勝ります。またもや雨かと嘆くより、ここまで続いた幸運に感謝したいというのが第一です。
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