日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

汽車旅in北陸 2016 - 帰着

2016-01-19 00:18:55 | 東海
N700Aの性能を目一杯使い切る力走により、名古屋発車時の遅れを7分縮め、終点東京には11分の延着となりました。その先の各線もおおむね平常運転に戻っており、只今無事帰宅したところです。
今回の活動ほど、全てがうまく噛み合うことも珍しいような気がします。たとえば、元日からの活動では初日の出遅れが最後まで尾を引き、続く三連休の活動でも、函館で呑む機会を中途半端な形にしてしまったばかりか、弘前では目当ての二軒に揃いも揃って振られるというまさかの事態に遭遇しました。このように、大抵の活動には失策や誤算がつきものなのです。ところが今回、初日はがら空きの北陸新幹線に始まり、富山・金沢両都市を股にかけたはしご酒に至るまで、全ての時間配分が神懸かり的といえるほど完璧でした。翌日は久々に腰を据えて金沢に滞在することができ、特に茶屋街の古い旅館の居心地は最高でした。最終日は朝から呑める名酒場との出会いに始まり、北陸特急の旅をはさんで、「大甚本店」を筆頭とする名古屋の名酒場を訪ね歩きました。初日に深酒しすぎて翌日に響いたり、最終日の金沢で雨に降られたり、帰りの列車が遅れたりするなどの細かな点はあったものの、この程度なら失策、誤算というには及びません。何から何まで完勝といえる結果です。
これほどうまく噛み合ったのは、幸運もさることながら、全体の構成が理にかなっていたということでもあります。常々申している通り、ある活動でよい手順を発見すると、それが次回以降定跡として確立していくという現象が起こります。その点今回の旅は、冬の年中行事化に値する充実ぶりでした。

年始から四泊、二泊、二泊と中規模以上の活動が三回続きました。次回は久々の小旅行となります。天候さえよければ静岡という状況ながら、あいにく土曜に限って天候がよくありません。代替案として考えられるのは、逆回りの経路で行く北陸、115系の終焉迫る新潟といったところです。どれをとるかは直前まで天候を見極め判断します。

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