二時間弱の乗車を終えて新潟に着きました。折り返しの列車を待つ間に腹ごしらえを済ませます。
これが長野ならば、選択肢は駅そばに自ずと決まってくるところ、新潟で駅そばというのはどうにも食指が伸びません。そうすると次に思いつくのはみかづきのイタリアンですが、あれは一度試せばそれでよく、わざわざ駅から歩いて行くほどのものではありません。ならば何にするかと考えたとき、浮かんでくるのは最近傾倒している老舗のラーメン屋です。駅から歩けるという条件で探した結果、南口の「三吉屋」を選びました。
この店の特徴を端的にいうなら、質実剛健の一言に尽きるでしょう。たとえば、整然と区画整理された駅前の一角に構えた店舗には飾り気がなく、しかしいかにも老舗というべき佇まいです。七席ほどのカウンターにテーブル二つの店内は、簡素ながらも機能的に造られ、ぴかぴかに磨かれた厨房ともども気持ちのよいものがあります。カウンター席の背後にある経木は、中華そばを基本にその派生型であるチャーシューメン、もやしそば、それぞれの大盛に餃子という簡素さで、 磨き抜かれた定番だけで勝負しようとする矜恃が一目瞭然です。
注文したチャーシューメンは、透き通ったスープに極細の縮れ麺を組み合わせ、腿肉のチャーシュー、なると、メンマに白ネギを組み合わせた、見た目からして美しい一品。見た目通りの薄味にもかかわらず物足りなさを感じないのは、吟味した食材の持ち味が引き出されているからでしょう。日本そばにも通ずる極細麺の喉越しが特に秀逸です。当然ながら汁一滴残さず完食と相成りました。店主夫妻と手伝いのおばちゃんで差配する家庭的な雰囲気も好ましく、地元客が引きも切らずに訪れるのも納得できる名店でした。
★三吉屋 駅南けやき通り店
新潟市中央区米山1-6-10
025-241-0937
1100AM-1400PM/1730PM-2130PM(火曜定休)
これが長野ならば、選択肢は駅そばに自ずと決まってくるところ、新潟で駅そばというのはどうにも食指が伸びません。そうすると次に思いつくのはみかづきのイタリアンですが、あれは一度試せばそれでよく、わざわざ駅から歩いて行くほどのものではありません。ならば何にするかと考えたとき、浮かんでくるのは最近傾倒している老舗のラーメン屋です。駅から歩けるという条件で探した結果、南口の「三吉屋」を選びました。
この店の特徴を端的にいうなら、質実剛健の一言に尽きるでしょう。たとえば、整然と区画整理された駅前の一角に構えた店舗には飾り気がなく、しかしいかにも老舗というべき佇まいです。七席ほどのカウンターにテーブル二つの店内は、簡素ながらも機能的に造られ、ぴかぴかに磨かれた厨房ともども気持ちのよいものがあります。カウンター席の背後にある経木は、中華そばを基本にその派生型であるチャーシューメン、もやしそば、それぞれの大盛に餃子という簡素さで、 磨き抜かれた定番だけで勝負しようとする矜恃が一目瞭然です。
注文したチャーシューメンは、透き通ったスープに極細の縮れ麺を組み合わせ、腿肉のチャーシュー、なると、メンマに白ネギを組み合わせた、見た目からして美しい一品。見た目通りの薄味にもかかわらず物足りなさを感じないのは、吟味した食材の持ち味が引き出されているからでしょう。日本そばにも通ずる極細麺の喉越しが特に秀逸です。当然ながら汁一滴残さず完食と相成りました。店主夫妻と手伝いのおばちゃんで差配する家庭的な雰囲気も好ましく、地元客が引きも切らずに訪れるのも納得できる名店でした。
★三吉屋 駅南けやき通り店
新潟市中央区米山1-6-10
025-241-0937
1100AM-1400PM/1730PM-2130PM(火曜定休)
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