日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

花見の旅in信州 2013二日目

2013-04-12 13:36:21 | 甲信越
一時間ばかり滞在したところで小休止をとります。花盛りの時期としては実質三回目となる春日城跡ですが、改めて眺めると、ソメイヨシノとコヒガンザクラの両横綱を中心として、山桜、エゾヤマザクラ、彼岸桜、紅枝垂にエドヒガンなど様々な桜が植えられていることに気付きます。しかも桜一辺倒ではなく、鬱蒼とした杉木立や間近に迫る中央アルプスの山を背にして桜が立つなど、雄大な絵柄が随所に散りばめられており、単なる高遠城址の二番煎じではありません。この名所の奥深さを今更ながら再認識させられるようです。
かくも見事な桜だけに、今日の煮え切らない空模様だけが惜しまれます。どんより曇った空というわけではなく、ところどころ青空ものぞいており、時折そこから日が差す場面はあります。しかし、曇った時間と日が差す時間の割合でいえば、圧倒的に長いのは前者で、ざっと半々だった昨日に比べて物足りなさは否めません。改めて天気予報を確認すると、昼の一時を除いて終日晴れるとされていたのが、夕方まで雲って一時雨が降るという予報に一変しており、またしても当てにならない天気予報に振り回された形となりました。
出発以来猫の目のように変わってきた天気予報だけに、さらに逆方向へ振れるという可能性はなきにしもあらずとはいえ、昨日に比べて明らかに格落ちの天候では、高遠を再訪する意欲も起きにくくなります。もしこのまま天候が回復しなければ、この後は伊那公園を掛け持ちする程度で切り上げ、日中は伊那市街で完結とします。暗くなったら春日城跡か伊那公園の夜桜を見物して、高遠には近づきもせず終わることになるかもしれません。
これにより、この先の全体構想も若干修正します。嘘か真か明日は終日晴天と予想されているため、多少の混雑を承知で高遠を訪ね、取り付く島もないようなら伊那に戻って春日城跡と伊那公園を再訪し、あとは伊那路を上って松本に泊まります。最終日は安曇野の桜を訪ねた後、当初の予定通りに東信または北信方面へ進むか、あるいは来た道を引き返して諏訪から伊那路を下り、高遠の夜桜で最後を締めくくるかのいずれかになるでしょう。まあ、出発以来の実績からして、天気予報が当てにならないということはよく分かったので、明日の行動さえどうなるか分かりません。普段にもまして風まかせの旅になりそうです。

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