日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

関東一円はしご酒 2019 - 直視したくない現実

2019-06-22 11:15:45 | 関東
自宅の部屋は東向きです。五月に入ると部屋に射し込む朝日の暑さで目が覚めるようになってきます。ところが今朝はそうでもありませんでした。要は気温が高くはないということです。今からでも京都へ行くかと、ますます悩ましくなってきたのも束の間、程なく小雨が降ってきました。これならすわ京都という気分でもありません。横須賀へ向かうべく出発するという顛末です。
横須賀へ行く機会といえば、「銀次」が開く第四土曜に事実上限られます。しかし、その週に遠出をしないという条件が重なるのは、実に去年の八月以来です。あのときは折悪しく花火大会に重なってしまい、本来2100形で運用される快特に、安普請の規格型車両が充当されるというあるまじき事態に遭遇して、大いに興ざめさせられました。もちろん、今回そのような心配は無用ですが、興ざめなのは相変わらずです。すれ違ったり追い抜いたりする電車が、十中八九あの安物で、ごくたまに来る600形に安堵させられるという有様。これまでも相当増えたという印象はあったものの、あれから一年近くが経ち、置き換えがますます進んでいったのでしょう。実際のところ、その間2000形と800形が立て続けに引退し、その分があの安物に置き換えられたことになります。600形もいずれはそうなる運命です。古くから関西の後塵を排し続けてきた関東の電車の中で、孤高の存在感を放ってきた京急も、今となっては見る影もありません。
常々申している通り、横須賀まで電車に乗って出向くのは、それに値する名酒場の存在もさることながら、2100形の存在によるところが非常に大です。しかしこの車両も二十年選手の域に入りました。全く同じ規格型に置き換えられるとは思いたくないものの、昨今関東で増えつつある、ロングシートとクロスシートを転換する規格型車両に、料金不要で乗れれば御の字といったところでしょうか。多少なりともましとはいえ、それならわざわざ乗りに行くほどの代物でもありません。いつまで横須賀に通うことができるのでしょうか。今はまだ直視したくない現実です。
コメント    この記事についてブログを書く
« 迷いの程度 | トップ | 関東一円はしご酒 2019 - 徳寿院 »

コメントを投稿