日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

春まだ浅い北陸へ 2015 - 富山県営渡船

2015-02-08 15:54:34 | 北陸
新湊出身の大物落語家の名調子による車内放送が流れる中、小一時間の乗車を経て終点の越ノ潟に到着。慌ただしく撮影を済ませて渡船に乗り、対岸の堀岡に渡ったところです。
富山新港の入口を結ぶ、所要5分の小さな渡船は、洞海湾をまたぐ若戸渡船にどことなく似ており、すぐそばを巨大な橋がまたぐところも同じです。しかし、あちらが天然の湾だったのに対し、こちらはもともと地続きで、そこを掘り込み港が造られたのでした。渡場に突き当たって途切れる万葉線の線路が、かつては富山までつながっていたなど、事前に知らなければ想像もつかないでしょう。
自分一人を乗せてきたた渡船は、着くやいなや越ノ潟へ空気を運んで行きました。次の便が出るのは30分後です。結果として、自分がいなければ船を出す必要などなかったわけで、何やら申し訳なく思えてきます。しかも、こちらが次の便まで待つと知るや、係員のおじさんが待合室のストーブに火を入れてくれました。重ね重ね恐縮ではありますが、ともかくありがたい心遣いには違いありません。暖まってから帰りの便に乗り込みます。

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