日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

晩秋の大地を行く 2020 - 八日目

2020-10-22 06:39:01 | 北海道
おはようございます。窓の外には予報通りに冴えない曇り空が広がっています。今日は曇、明日は終日雨というのが最新の予報です。ただし気温も上がるため、ひとまず雪の心配は要りません。明日降られるだけで済むならば、一日降られただけだった去年と互角の結果となります。一両日をやり過ごしつつ、終盤に多少なりとも回復してくれることを期待したいものです。
旭川を出た時点で考えていたのは、釧路に連泊することだけで、その先についてはあくまで流動的でした。最も早い段階から念頭にあったのは、帯広を通って旭川にもう一泊し、翌日札幌に移動するという行程です。天候の崩れる二日間で距離を稼ぎ、道央まで戻ろうという算段でした。しかし昨日あたりから、オホーツクにも行くという拡大策が浮上しました。というのも、全道の予報がよろしくない中で、管内の一部は晴れると予想されているのです。道央で足踏みするまでは、オホーツクにも足を延ばすつもりだったため、一度は切った地域に行けるという点でも好都合と考えました。萱野を出る時点では、北へ行くか東へ行くかの二者択一で迷いましたが、今度は北か西かの問題ということです。
昨日の予報が維持されれば、オホーツクまで行く価値はあると見ていました。網走で午後から晴れると予想されていたからです。しかし、最新の予報では終日曇に修正され、晴れるのは紋別だけとされています。網走にはなじみが薄い一方で、紋別を訪ねたことは何度もあり、なおかつ去年も快晴下で訪ねました。それだけに、紋別だけが晴れたとしても、延々走って行く理由は乏しいのです。その一方で、旭川へ戻る案も決め手には欠けています。「独酌三四郎」にもう一度行くこと自体はやぶさかでないものの、往路に訪ねたときが上々の結果だったため、さらに重ねて行きたいと思うほどの強い願望まではないのが実情です。
このように、どちらも捨てがたいということではなく、どちらも決め手に欠けるために選べないという、望ましくない局面に陥りました。好天かどうかによって左右される北海道の旅らしい一幕ともいえます。この天候で先を急ぐ理由もないため、熟考してから宿を出るつもりです。
コメント    この記事についてブログを書く
« 晩秋の大地を行く 2020 - とん久 | トップ | 晩秋の大地を行く 2020 - 旅... »

コメントを投稿