日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

花見の旅in信州 2016 - 三峰川

2016-04-09 15:36:47 | 甲信越
軽く一周するつもりで始めたはずが好天にも恵まれ、結局例年通り七時間以上の高遠滞在となりました。ようやく切り上げ伊那市街へ移動します。沿道に現れるのが三峰川の桜並木です。
この桜並木を知ったのは六年前でした。その後素通りした年はありながらも、近年は高遠とともに毎年立ち寄っている場所の一つです。この桜並木の由来を記した看板が立てられたのは、三年前のことでした。地元の小学生により、平成9年から14年にかけて植えられたとあります。樹齢にすれば14年から19年、まだまだ若い桜並木です。
旅から旅の暮らしに明け暮れ、今更家庭を持つなどという年齢ではなくなってきました。しかし、仮に真っ当な人生を歩んでいたとすれば、この桜と同世代の子供がいたのかもしれないと、ある時から考えるようになりました。そのような経緯もあり、ここは自分にとって高遠とは一味違う思い入れのある場所となりつつあります。
子供と違い、一年で見違えるほど成長するわけではありません。しかし、初めて訪ねた当時の写真と比べてみれば、その間の成長を実感できるのでしょう。見上げるような大木に成長した姿を、この目で見届けられるかどうかは未知数ながら、足腰の立つ限りは毎年ここに足を運び、桜並木の成長を見守っていきたいものだと思います。

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