日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

豊穣の福井を行く 2020 - 金崎湯

2020-09-23 17:34:57 | 温泉
詳しくは後ほど述べますが、今後の展開を見越して、早めに一風呂浴びて行くことにしました。新湊の金崎湯に立ち寄ります。
庄川を渡ってきた国道415号線が、富山新港を避けるため右折する交差点の先という立地です。しかし、箱型の建物に目立った看板はなく、通り沿いには玄関もありません。隣に接した住宅に袖看板が灯っており、その脇から駐車場に入ると、雪国の住宅によくあるガラス張りの前室が張り出していて、そこが玄関という仕掛けです。武生で県外客お断りの銭湯に出くわし、当地でも同じ措置が採られてはいないだろうかと懸念するも、幸いにして通り一遍の対策を求める張り紙しかありません。一安心して暖簾をくぐると、窓口式の番台がありました。
北陸の銭湯を一部とはいえ訪ね歩いて気付いたのは、箱型をした無骨な建物が多いことです。宮造りの銭湯が今なお現役を務める都内の銭湯に趣では譲るものの、特徴的な部分もあります。洗い場のカランはレバー式で、都内でいうと今はなき早稲田の松の湯がこれでした。西日本ではこれが主流なのかもしれません。昭和末期の歌謡曲が流れるところは、二月に訪ねた高岡の松之湯と同じです。北陸には浴場に音楽を流すという文化があるのでしょうか。真相を知るにはさらにいくつか訪ねてみる必要がありそうです。

★金崎湯
射水市中新湊2-8
1130AM-2030PM
0766-82-2261
土曜定休
入浴料440円
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