北アルプスを左手に眺めつつ最終区間を行き、終点の松本に着きました。2時間40分の乗車といえば、「北越」で長岡から金沢まで移動するのとほぼ同じです。長旅にもかかわらず、どちらも全く退屈しないのは、車窓が変化に富んでいるからに他なりません。逆に、東北新幹線の盛岡から先など、時間にすればたかが一時間の移動が、トンネルばかりでやたらに長く感じられることもあります。時間の長さは時計だけでは測れないという、当たり前の事実を再認識させられました。
それにしても、この区間に乗るときは決まって好天に恵まれています。静岡では過去二年続けて空振り気味だったことを考えると、奇跡といってもよい巡り合わせのよさです。中央東線と篠ノ井線の普通列車がつまらぬロングシート車に席巻され、長野以遠の輸送事情も北陸新幹線の延伸により一変しようとしている昨今ではありますが、この車窓を眺めるだけでも、わざわざ旅に出る価値は十分にあります。早春の信濃路を行く汽車旅は、これからも年中行事の一つとして続けたいものです。
それにしても、この区間に乗るときは決まって好天に恵まれています。静岡では過去二年続けて空振り気味だったことを考えると、奇跡といってもよい巡り合わせのよさです。中央東線と篠ノ井線の普通列車がつまらぬロングシート車に席巻され、長野以遠の輸送事情も北陸新幹線の延伸により一変しようとしている昨今ではありますが、この車窓を眺めるだけでも、わざわざ旅に出る価値は十分にあります。早春の信濃路を行く汽車旅は、これからも年中行事の一つとして続けたいものです。
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