日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

雪の山陰

2017-01-27 22:23:59 | 旅日記
冬来たりなば春遠からじ、立春は来月早々に迫っています。これは、冬の旅が今週末で最後になるということでもあります。最後にどこへ行くかと考えたとき、浮かんできたのは山陰です。
この時期は晴れれば太平洋側、そうでなければ日本海側だと先日申しました。ただし、これぞ冬晴れといえる透明な青空を期待している以上、「一応晴れる」という程度では物足りません。それでは今週末はどうかといえば、おおむね晴れるには晴れるものの、先週末ほどの好天にはならないようです。その結果、今週末は日本海側を選ぶのが順当ということになります。
日本海側に一泊二日ということになると、まず思いつくのが北陸ですが、富山と金沢は先日行ったばかりであり、福井では今週末に限って宿泊事情が逼迫しています。そうなると、残る候補は庄内と信越、多少無理をすれば山陰も選択肢に入ってきます。その中から山陰が浮上してきた決め手は、今週前半の大雪です。天候は既に峠を越え、雪も雨に変わっているようではありますが、以前甲信地方が空前の大雪に見舞われたとき、翌週末でもかなりの雪が残っていたことからして、今週末なら山陰でも雪景色が期待できるでしょう。今しかできない方を選ぶという基準により、選択肢は自ずと絞られた次第です。
しかしながら、この期に及んで迷いが残っています。山陰へ行くのはよいとしても、京都から「スーパーはくと」で行く行程については、過去に何度も繰り返して新鮮味がなくなってきました。新鮮さを求めるなら、京都から山陰本線をそのまま下っていくのが面白そうではありますが、「そのまま」といっても直通する列車はなく、どのように乗り継いでいくかについての構成が難しくなります。例年通りに「スーパーはくと」を使えば、長らく素通り同然を続けている神戸に寄って帰ることもでき、これはこれで悪くないのです。
このような迷いもあり、今のところ宿はもちろん乗車券の手配もできていません。熟考の上、翌朝乗車の直前に手配するつもりです。

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