日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

居酒屋聖地巡礼 2013

2013-10-19 13:49:18 | B級グルメ
大甚を二時間後に控える中、若干の迷いはありながらもここでお昼をとります。選んだのは岐阜では知らぬ者がいないという中華そばの老舗、「丸デブ総本店」です。
この店は少々変わっています。まず、店構えと店内はまさに蕎麦屋のそれです。その中華そばというのがこれまた変わっており、そばつゆのような濃い色のスープをあふれんばかりに注ぎ、蒲鉾を載せた見た目は、丼を含めラーメンというより日本そばのようです。実際のところ、縮れのない麺は駅そばのふやけた麺のような見た目をしており、実際の味と食感も見た目通りでした。チャーシューが乗っていることを除けば、何から何まで日本そばであり、これのどこが中華そばなのかというのが自身の印象です。
もっとも、この風変わりな食感を楽しむものだと思えば、これはこれで悪くありません。加えて、歯切れのよいおばちゃんが接客をこなし、奥の厨房で職人二人がきびきび働く様子は、中華そばとワンタンの二品のみという潔い品書きを含め、松山の鍋焼きうどんの名店「アサヒ」「ことり」を彷彿とさせます。昼時を過ぎたというのに地元客が三々五々暖簾をくぐるところからして、根強い人気のほどが一目瞭然です。岐阜へ来たことを強く実感させてくれるという点では、ある意味これ以上の品はないでしょう。

丸テブ総本店
岐阜市日ノ出町3-1
058-262-9573
1100AM-1800PM(売切御免)6・16・26日定休
中華そば400円

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