花吹雪

連日の陽気からして、今年は散るのも早かろうと思っていました。しかし、それをも超える散りようです。昨日まで満開だったはずの桜が、今朝訪ねたときには見るからに散ったと分かるようになっていました。例年との比較でいえば、散り始めてから二、三日は経った頃のようでした。至る所で花吹雪が舞い、一夜が明ければさらに眺めが変わっていそうです。
この調子なら、見頃は明日がせいぜいでしょうか。とはいえ、満開から散り際までの山場が平日の五日間にそのまま重なり、しかもその間毎日晴れるという流れはまことに理想的でした。もう散るかという物足りなさより、もう十分という満足感が勝っています。
こうなると、今週末は京都へ行くという選択肢が再び頭をもたげてくるところではあります。とはいえ、遠目にはまだ見頃の木も少ないながらあり、山桜と八重紅枝垂も残っています。今週末は日帰りで水戸にでも行き、あとは地元で名残を惜しむのも一興でしょう。