霞んだ空は相変わらずながらも、午後から曇った昨日と違い、終日晴天が続きました。瞬間的に捉えれば昨日の早朝が最高だったのに対して、総合点をつけるとすれば今日が白眉といえるかもしれません。
日参も三日目ということになると、慌ただしく動く代わりに腰を据えて観賞する余裕ができてきます。そのようなとき、最も好んで訪ねるのは靖国神社の庭園ですが、今年は新たな発見がありました。池の向こうに三本並んだ大木が、いずれもエドヒガンだということです。
遠目に見れば、八重紅枝垂の両脇にソメイヨシノが立っているようでもあり、今の今までそうと信じて疑いませんでした。しかしよくよく観察すると、花びらの形がソメイヨシノと違うことに気付きました。紅枝垂には来歴を記した案内板もあります。三春から贈られた、滝桜の子孫という触れ込みです。
毎年日参していながら気付かなかったのは、池の畔に立って遠巻きに眺めるのに向き、間近から眺める機会が意外に少なかったという事情によるところが大です。それに加えて、花びらの色がソメイヨシノ、八重紅枝垂と酷似しており、開花の時期にも大差がないなど、混同しやすい条件が揃っていたからでもあるのでしょう。ただし、例年やや早く咲いて散るのは事実であり、その理由が今回ようやく得心できたことになります。
そのエドヒガンが少しずつ散り始め、水面には花筏が浮かんでいました。ソメイヨシノも早咲きの木から次第に散り始めており、帰り際には早くもこれかと思うほどの花びらが積もっていました。とはいえ、汗ばむ陽気がこうも続くと、桜が散り急ぐのも宜なるかなではあります。明日からは花吹雪が見所になりそうです。
日参も三日目ということになると、慌ただしく動く代わりに腰を据えて観賞する余裕ができてきます。そのようなとき、最も好んで訪ねるのは靖国神社の庭園ですが、今年は新たな発見がありました。池の向こうに三本並んだ大木が、いずれもエドヒガンだということです。
遠目に見れば、八重紅枝垂の両脇にソメイヨシノが立っているようでもあり、今の今までそうと信じて疑いませんでした。しかしよくよく観察すると、花びらの形がソメイヨシノと違うことに気付きました。紅枝垂には来歴を記した案内板もあります。三春から贈られた、滝桜の子孫という触れ込みです。
毎年日参していながら気付かなかったのは、池の畔に立って遠巻きに眺めるのに向き、間近から眺める機会が意外に少なかったという事情によるところが大です。それに加えて、花びらの色がソメイヨシノ、八重紅枝垂と酷似しており、開花の時期にも大差がないなど、混同しやすい条件が揃っていたからでもあるのでしょう。ただし、例年やや早く咲いて散るのは事実であり、その理由が今回ようやく得心できたことになります。
そのエドヒガンが少しずつ散り始め、水面には花筏が浮かんでいました。ソメイヨシノも早咲きの木から次第に散り始めており、帰り際には早くもこれかと思うほどの花びらが積もっていました。とはいえ、汗ばむ陽気がこうも続くと、桜が散り急ぐのも宜なるかなではあります。明日からは花吹雪が見所になりそうです。
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