日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

豊穣の福井を行く 2020 - 迷ったら買え

2020-09-22 18:32:08 | 北陸
活動中に何らかの迷いが生じても、実質的な迷いはないに等しいということもできます。「迷ったら買え」の原則が、大抵のことを解決してくれるからです。今日は金沢に連泊します。
昼の時点で移動を始め、一日早く帰るという選択肢を検討しました。結局福井に残ったものの、実をいうと一日早く帰る余地は残っていました。撮影を終えた時点で、福井からそのまま走って帰ることも一応可能だったからです。先ほどのカツ丼で腹ごしらえは済みました。一風呂浴びればすぐにでも北陸道に乗れます。三年前、福井を出るのが九時過ぎになったときは厳しかったものの、今回の状況ならさほど破綻のない時間帯に帰れるところではあったのです。
そもそも明日を休むことにしていたのは、福井からの長距離移動が体力的に厳しいと見てのことに他なりません。三日目までに福井での活動を終え、最終日は富山経由で帰ろうという算段でした。それを放棄してまで一日早く帰る方向へ傾いたのは、蛇足になりそうな気がしたからでもあります。福井でやるべきことはひとまずやり尽くしました。欲をいうなら、昨日並みの快晴があと一日あってくれれば最高だったとは思います。しかし、与えられた条件の中で、できる限りのことをやれたという点では、本当の意味で思い残すことは何もありません。金沢にも昨晩泊まることができたため、否応なく呑み屋の選択肢が限られる連休最終日、是非もう一泊したいというほどでもありませんでした。ましてや翌日、富山を通って帰るとすれば蛇足になる可能性もあります。仮に、雪晴れの立山連峰を一望できるかもしれない状況なら、迷うことなくもう一日と思ったでしょう。しかし、秋の富山にそこまでの見所がないのは分かっています。午後から曇るとの予報も出ていたため、旅の起承転結を重んじる観点からは、あえて早く帰るという選択もあり得たのです。
それらの悩みも「迷ったら買え」の原則が全て解決してくれました。蛇足は必要ないものの、おまけであれば大歓迎です。全行程が終わったとき、原則の正しさを再認識していそうな気がします。
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