日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

東北縦断花見の旅 2021完結編 - 本領発揮

2021-04-23 20:48:40 | 東北
夜桜の時間が今年は実質半分しかありません。四月の下旬にもなると、完全に暗くなった頃には七時を過ぎ、消灯まで一時間半ほどしか残らないからです。しかし、桜が例年の二倍長持ちするなどということは当然ながらありません。駐車場から公園まで歩く時間すら惜しまれて、市役所の有料駐車場に入りました。消灯とともに切り上げたところです。
昨晩は粗相をしてしまいました。三脚が禁止されているにもかかわらず、知らずに使ってしまったのです。三脚を立てている観客は他にも散見されたため、素知らぬふりで今夜も使う手はあったかもしれません。しかし、この非常時に受け入れてもらえただけでも十分です。少なくとも弘前のさくらまつりに関する限り、要請を尊重したいという考えがありました。そうなるに至って閃いたのが、今般導入した新兵器の活用です。
現行型がさらなる進歩を遂げたとされるのが高感度性能です。作例を見る限りでは、五桁の感度も実用上特に問題なさそうでした。それを活かし、手持ちで撮影してみたところ、評判の正しさを知ることとなります。念のため三脚を持って出たものの、一度も立てずに済んだのです。先代を導入したときに比べると、これまでのところ圧倒的な性能までは感じなかったのが実情ではありますが、本領発揮と実感する場面が初めて訪れました。
かなり明るい投光器の存在が前提で、昨晩のように街灯だけの条件では歯が立ちません。照明が弱い西濠でも、実用に耐えうる範囲の感度では撮影できませんでした。とはいえ、三脚を立て、構図を決めて固定するという作業から解放されることの効果は、漠然と想像していた以上に大きいものがあります。消灯時間が繰り上げられ、持ち時間が限られている現状にあってはなおさらです。やはり「迷ったら買え」でした。
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