日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

中国九州縦断ツアー 2016 - のり一

2016-11-22 01:19:19 | B級グルメ
天文館の夜は長く、時間的にはまだ余裕があります。しかし、「ぶんご」に続いて「櫂」もどういうわけか閉まっていました。この店だけでなく地下の店が軒並み休んでいたことからして、店というよりビル側の事情があるのでしょうか。真相のほどはともかく、あとは「のり一」のラーメンで締めくくるだけです。三たび宿で小休止をとり、腹がこなれたところで暖簾をくぐります。
昨年この店を訪ねたとき、ラーメンが値上げされたばかりか、筆頭格のおばちゃん二人を除いて店の面々が総入れ替えになっているのに驚き、何かやんごとなき事情があったのだろうかと気になりました。そして今回も目に見えた変化が。昼からの通し営業だったのが夜八時の開店となり、さらには食券制となっていたのです。食券については、慣れない面々が入って品違いが増えたことから導入されたのでしょうか。しかし昼の部の廃止については解せない部分があります。呑んだ後こそ本領を発揮する一方、素面では物足りないようにも感じられる当店のラーメンですが、だからといって昼は閑古鳥が鳴いているというわけでもありません。店を開けるかどうかにかかわらず家賃はかかる以上、営業時間が半減以下にもなれば売り上げにかなりの影響が出てくるでしょう。それにもかかわらず夜のみの営業に転換したということは、やはり人件費の問題なのでしょうか。そうだとすると昨今の値上げも店員の総入れ替えも辻褄は合うのですが。
いずれにしても、背景には合理化、省力化という目的がありそうで、そうだとすれば必ずしも歓迎できることではありません。しかし、合理化と省力化だけを追求し、接客水準の大幅な低下を招いている我が国の鉄道と違い、ラーメンの味が何一つ変わらないのは幸いです。今回も汁一滴残さず飲み干しました。

のり一
099-222-4497
鹿児島市山之口町9-3 神川ビル1F
2000PM-300AM(金曜土曜 -400AM)
日曜定休
ラーメン大550円

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