日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

新緑萌える九州へ - こだま864号

2015-05-03 23:30:29 | 九州
博多に着きました。向かいのホームの列車に乗り継ぎ、本日の投宿地となる小倉へ向かいます。運用につくのは通称レールスターこと700系7000番台です。

★博多2328/こだま864(864A)/2346小倉
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新緑萌える九州へ - つばめ354号

2015-05-03 22:03:30 | 九州
「黒由紀姫」に見送られつつ鹿児島を後にします。時間にすれば丸一日の滞在ではありましたが、天文館に二晩を注ぎ込み、心ゆくまで呑むことができたのは幸いでした。
博多までの移動には、自分としては珍しく普通車指定席を選びました。自由席では五列となる座席が、グリーン車と同様の四列となるからです。樹脂を主体にした安っぽい内装は相変わらずとはいえ、肘掛、テーブルと仕切り壁には木目の化粧板が奢られ居住性は上々。博多まで二時間近い乗車なら、720円増しの繁忙期でも指定席を選ぶ価値は十分にあります。

★鹿児島中央2139/つばめ354(5354A)/2325博多
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新緑萌える九州へ - のり一再訪

2015-05-03 20:44:54 | B級グルメ
本日中に小倉へ行ける最後の列車の時刻が迫りました。二夜にわたる天文館の酒場めぐりはこれにて打ち止めです。最後はもちろん「のり一」のラーメンで締めくくります。「小金太」のラーメンも捨て難く、趣向を変えることも当然考えはしたものの、「味の四季」から一本道でたどり着き、なおかつ電停までの経路にも無駄がないのが決め手となり、昨夜に続いての再訪となった次第です。
教祖も太鼓判を押す「のり一」ですが、元を正せば教祖に導かれるよりはるか前に、昨日遭遇したY氏に導かれて立ち寄ったのが始まりです。「ぶんご」に「櫂」に「のり一」と、鹿児島で愛用してきた店はことごとく氏の紹介により知ったのでした。その功績には改めて感謝しなければなりません。
ところで、昨日はラーメンが値上がりしたことについて述べましたが、今回変わったことがもう一つあります。筆頭格のおばちゃん二人を除き、カウンターに立つ職人とお姉さんが姿を消し、インド系と思しき青年たちに代わったことです。きのうはたまたまかと思ってはいたものの、二晩続けてということになると只事ではありません。今回の値上げと布陣の一新には何か関連があるのでしょうか。真相はさておき、肝心のラーメンの味は今夜も最高です。

のり一
099-222-4497
鹿児島市山之口町9-3 神川ビル1F
1130AM-300AM
日曜定休
ラーメン大550円
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新緑萌える九州へ - 味の四季

2015-05-03 20:02:37 | 居酒屋
一軒目は迷うことなく「分家無邪気」を選んだのに対し、次をどこにするかについては少々難航しました。まず、日曜ということもあって定休の店がいくつかあり、「ぶんご」も「菜菜かまど」も休みです。そして何より、大型連休の最盛期で観光客があまりに多く、有名店はまず例外なくその手のお客で埋まってしまい、気軽に入れる店がなかなか見当たりません。結局小一時間彷徨した末に、有名店の一つでもある「味の四季」に空席が出たため、こちらを本日の二軒目としました。
昨日訪ねた「一代」と同様、この店も「鹿児島天文館酒場巡礼」で知りました。おでんを中心に一通りの郷土料理が選べ、天文館では貴重な昼酒のできる店というのが、事前に把握していた情報です。心底感動するかどうかはさておき、これなら外すことだけはないでしょう。実際の印象も、さすが老舗というものでした。
玄関の近くにすぐ座れる空席があったにもかかわらず、先客の片付けが済むのを待って通されたのは、奥にあるおでん舟の前の席でした。手元の品書きは郷土料理を中心にした一品料理と酒のみで、おでんについては品書きがなく、品書き代わりの用紙に数を入れて注文するという仕組みのようです。しかし、目の前のおでん舟から選ぶ方が楽しめるのは当然で、一人で呑むならなおさらです。そのことを百も承知でこの席に通したということでしょう。さりげない気配りにまず感心させられました。
あえて難癖をつけるとすれば、郷土料理に県外人でも思いつく典型的なものが多く、それを反映してか客層も地元客に比して観光客が多いということでしょうか。大型連休という特殊事情もあってのことかもしれません。この店が真価を発揮するとすれば、むしろ昼ではないでしょうか。天文館での昼酒も、一度は試してみたいものだと思います。

味の四季
鹿児島市千日町4-15
099-224-6623
1100AM-2230PM(LO)
火曜定休

あらわざ・桜島・小松帯刀
おでん三品
きびなご刺身
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新緑萌える九州へ - 分家無邪気

2015-05-03 17:33:01 | 居酒屋
酒場の選択肢が限られがちな日曜でも、天文館では何ら不足に感じることはありません。これも偏に、盤石の安定感を誇る「分家無邪気」が日曜営業だからです。今回も迷うことなく、五時半の開店と同時に暖簾をくぐりました。
昨日訪ねた熊本の「瓢六」を、いついかなる時でも満足できる、万人に自信を持って勧められる名店だと評しました。同様のことがこの店についてもいえます。正方形をした分厚いニス塗りのL字カウンターは居心地よく、一辺には様々なネタを収めたガラスケース、もう一辺には当店名物の味噌おでんが湯気を立て、背後の棚には焼酎の一升瓶が待機するという機能的な配置も秀逸。串焼きと味噌おでんを二枚看板にして、刺身、焼物、揚物、酢物、酒肴にご飯ものと豊富な品が揃い、どれもおいしく価格は大衆的と、非の打ち所がありません。
しいて難点を挙げるとすれば、このような万人受けする陣容により、今日のような混み合う日には予約客が殺到するということでしょうか。開店直後に入ったにもかかわらず、既にカウンターの大部分と全てのテーブルに予約席の札が立っており、辛うじて残っていたカウンターの角の空席に滑り込みました。まずはもちろん味噌おでん、次いで串焼きを選び、続いて真打の鳥刺しを投入するという展開は、この店を一軒目に訪ねたときの定跡です。七点盛りの豪勢な鶏刺しは、各部位それぞれ二切れ以上が奢られるため、ポン酢に醤油、生姜におろしにんにくと組み合わせを変えつつ楽しめます。
なお、万人受けすると申しましたが、実は例外があります。店主が熱狂的な巨人ファンのため、アンチ巨人には間違ってもおすすめできないということです。この日も店内の大型テレビでは巨人戦の中継が放映されており、入ったときはまさしく勝利の瞬間に重なり、その後も過去の名場面などが延々放映されました。店主と常連の巨人ファンがそれを眺めて悦に入る中、アンチ巨人が居心地よく酒を呑めるとは思えません。もっとも、そのような特殊事情がない限り、この店が天文館でも屈指の名酒場なのは事実です。今回も盤石の横綱相撲でした。

分家無邪気
鹿児島市東千石町11-4
099-222-4976
1700PM-2300PM(LO)
第二・第四月曜定休

不二才・アサヒ・岩いずみ
突き出し(枝豆)
おでん三品
串焼き二品
地鳥刺
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新緑萌える九州へ - 和香園

2015-05-03 17:27:40 | 九州
夏も近づく八十八夜、鹿児島は新茶の季節を迎えました。もちろん土産に買い求めます。

★和香園 鹿児島店
鹿児島市中町1-7
0120-256-168
900AM-1900PM
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新緑萌える九州へ - 終着駅の情景

2015-05-03 16:35:53 | 九州
終点まで乗り通すかというとさにあらず。一つ手前の鹿児島駅で列車を降りました。
かつての新橋駅に東京駅、桜木町駅に横浜駅といった具合に、後からできた駅がその土地の玄関になった例は全国的にもいくつかあり、鹿児島と西鹿児島、もとい鹿児島中央の間にも同様の関係が成り立ちます。しかし鹿児島が違うのは、元祖が今なお町の名を名乗り続けていることで、鹿児島、日豊両本線の終点もこの駅にあります。
もっとも、地元の人にとってはそのような裏話などどうでもよいのでしょう。大勢の人々が行き交う鹿児島中央駅とは対象的に、カーブを描いた二本のホームには人影もまばらで、忘れた頃に列車がやってきては乗客を拾って行きます。これもまた印象的な終着駅の情景ではあります。
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新緑萌える九州へ - きりしま13号

2015-05-03 14:37:14 | 九州
来た道を引き返して鹿児島に戻ります。運用につくのは往路と同じハイパーサルーンです。
結局、今回も宮崎には実におざなりな滞在となってしまいました。実は、雨とはいっても大半の時間は傘要らずだったため、やはり自転車でMOSに行っておけばよかったかという気はするのです。しかし、片道20分、往復すれば40分かかることを考えると、途中で雨が強まる可能性を想定せざるを得ませんでした。とはいえ、ハイパーサルーンで日豊本線を往復し、腹ごしらえを済ませるなどして持ち時間を余すことなく使い切り、ささやかながら社会貢献もできたという点では、多少なりとも足を運んだ価値はあったといえそうです。

★宮崎1415/きりしま13(6013M)/1617鹿児島
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新緑萌える九州へ - 罪滅ぼし

2015-05-03 14:14:34 | 九州
またしてもおざなりな滞在となってしまう宮崎への罪滅ぼしに、駅頭で行われている義援金募集に心ばかりの協力をします。あくまで他国のこととはいえ、宮崎からの志として現地に渡る以上、微力ながらも宮崎に貢献したことには違いないからです。
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新緑萌える九州へ - 宝来軒

2015-05-03 13:36:13 | B級グルメ
時間に余裕があるのを活かし、ここで遅い朝食兼昼食をいただきます。宮崎といえば、よそ者がまず思いつくのはチキン南蛮ですが、大型連休の昼時ともなれば、県外からの一見客で混み合う可能性が濃厚です。ならば何にするかと思案しつつ街を歩くと、いかにも老舗と思しきラーメン屋があったため、ひらめきだけを頼りに飛び込みました。その名も「宝来軒」です。
アーケードの一角にある店舗は、玄関に雷文で縁取られた暖簾と赤提灯、その上に切り抜き文字の屋号を掲げており、暖簾をくぐると斜めになったカウンターが一本、二人向かい合わせのテーブルが三つ並んで、虚飾のないラーメン専門店の趣です。実際にも品書きはラーメン、ちゃんぽん、やきそばにめし、おにぎりのみと潔く、小気味のよいベテランの店主が一人で営業しています。
注文したラーメンは、豚骨スープとストレートの細麺を組み合わせ、もやし、チャーシュー、メンマと葱を重ねたもので、博多のような極細麵ではなく、スープもあっさりしていてまろやかです。以前訪ねた「栄養軒」も近い路線だったと記憶しており、これが宮崎のラーメンの特徴なのかもしれません。汁一滴残さずいただける安定したおいしさが老舗ならではでした。

宝来軒
宮崎市橘通東3-7-12
0985-28-3414
1100AM-1900PM
金曜定休
ラーメン550円
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新緑萌える九州へ - 宮崎到着

2015-05-03 13:01:06 | 九州
二時間あまりの移動を終えて宮崎に着きました。約半年ぶりの再訪です。
前回は川向こうの古いMOSを訪ねようとしたところ、自転車で片道20分という予想外の遠さにより、現地に着いたはよいものの入店する時間がなくなるという痛い経験をしました。今回は帰りの列車が出るまで二時間強の持ち時間があり、時間の上では再挑戦も可能です。しかしこの雨では致し方がありません。記念撮影だけ済ませて引き返すという、訪ねたと称するにはおこがましいほどおざなりな滞在となります。とはいえ、神話の国日向らしく皇紀の日付を入れたパネルが駅構内にあり、そこで記念撮影できたのは幸いです。
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新緑萌える九州へ - きりしま8号

2015-05-03 09:59:35 | 九州
電車で駅に移動し宮崎行の列車に乗り込みました。運用につくのはハイパーサルーンこと783系です。
前回乗車した787系が、ソニック、白いかもめと続く斬新かつ独創的な特急型電車の先駆となる画期的な車両なのに対し、こちらはそれらよりも一世代前の車両だけに、乗車する楽しみに関しては一歩譲ります。しかし、金属製の窓周り、荷物棚といった部分には国鉄型の面影が残り、客室の床はカーペット敷です。それに引き換え昨日乗ったN700系の「のぞみ」では、座席以外は何から何まで樹脂製で、あまりの安っぽさに辟易させられました。あちらは所詮高速移動の手段に過ぎないということでしょう。

★鹿児島中央958/きりしま8(6008M)/1208宮崎
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新緑萌える九州へ - ホテルパームス天文館

2015-05-03 09:10:16 | 九州
出発します。昨晩世話になったのは「ホテルパームス天文館」でした。自分にとって鹿児島の定宿といえば法華クラブですが、大型連休の最盛期という条件では直前に押さえられるはずもありません。天文館から歩ける範囲で唯一残っていたこのカプセルホテルに滑り込んだ次第です。
blog開設前に一度宿泊したことはあり、その後改装されて今の名前になったということのようです。改装により小ぎれいになったのはよいものの、風呂がシャワーになってしまったのが惜しまれました。とはいえ、この日鹿児島に泊まれなければ、全体の行程にも影響が及ぶところであり、連休前半を東北、後半を九州と使い分ける構想も出てこなかったでしょう。混雑時に法外な価格をつける卑劣な商慣行が蔓延する中、三千円足らずの料金で一夜の宿を提供してくれたことに感謝します。
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新緑萌える九州へ - 二日目

2015-05-03 08:34:53 | 九州
おはようございます。昨夜は千鳥足で宿に戻り、カプセルに潜り込むやいなや眠りに落ちるという顛末でした。終了時刻は午前三時、毎度のことながら天文館の夜は長くなります。特に、今回は一年以上間が空いての再訪、なおかつ一泊限りということもあり、普段以上に飛ばしてしまいました。当然ながら翌朝にも響き、只今ようやく目覚めたところです。とはいえ、あれほど呑んだにもかかわらず、酒は全く残っていません。五時の熊本から十時間の長丁場だったこともあるのでしょうか。
本日は宮崎との間を往復して夕方までに鹿児島へ戻り、天文館の呑み屋が開くと同時に一献傾け、粘れるだけ粘ってから投宿地となる小倉へ移動する予定です。窓の外は本降りの雨となっており、この雨が深夜まで降ると予想されています。しかし、上記の通り天文館で呑む以外は移動ばかりという行程のため、実質的な影響がそれほどでもないのはせめてもの救いです。
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新緑萌える九州へ - のり一

2015-05-03 02:34:44 | B級グルメ
前夜仮眠をとっただけで旅立ち、大型連休最盛期の混雑に揉まれて西へ下り、さらには酒場を四軒はしごして、体力的にも限界が近付いてきました。しかし、天文館に来たならここに立ち寄らずには終われません。トリを飾るのは毎度おなじみ「のり一」です。
今回訪ねて驚いたのは、中が500円、大が550円にもなっていたことです。驚くほどの安さもこの店のよさの一つでしたが、少なくとも価格面での優位性はなくなってしまいました。とはいえ、透き通った塩味のスープともちもちした食感の白っぽい麺の組み合わせは、呑んだ後の〆にはこの上なく、値上げされてもなお価格以上の価値があります。散々飲み食いした後ではありますが、今回も汁一滴残さず完食と相成りました。

のり一
099-222-4497
鹿児島市山之口町9-3 神川ビル1F
1130AM-300AM
日曜定休
ラーメン大550円
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