日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

感謝

2021-03-31 20:58:35 | 旅日記
明け方の曇り空が晴れ、二日ぶりに朝日が射してきたのを見て飛び出すも、多くを期待していたわけではありません。盛りはとうに過ぎたからです。案の定、ソメイヨシノはあらかた散り、弘前流にいうなら五分散りあるいはそれ以上でした。こうなると、もはや撮るべきものも多くはありません。今まで楽しませてくれた桜の木々に感謝しつつ、連日走り回った場所を再度巡って締めくくりました。
花盛りまでは足踏みが続いた一方で、そこから先はやたらに早く感じました。四月の上旬まで持ちこたえた昨年とは対照的な、桜の真骨頂ともいうべき潔い散り際でした。汗ばむ陽気がこうも続けば当然でしょう。開花の直後は日向を暑く感じる一方、日陰に入るとまだ肌寒く感じました。それが今では曇り空の下でも汗をかき、日中は窓を少し開け放って丁度よく感じます。桜が散って新緑が芽生え、四月を待たずに早くも初夏の様相です。
機材を担いで自転車を走らせるという生活を半月続けたことにより、目方が次第に減ってきました。減ったといってもたかだか2kgで、身軽になったという実感はありません。それ以前に、自分自身痩せることには関心がなく、無闇に身体を動かすことも好みません。ただし、よかったと思える変化が一つだけあります。空腹感が戻りやすくなってきたのです。活動量が増えたことにより代謝がよくなったのでしょう。
歳に応じて食が細ってきたことは、最近しばしば嘆いている通りです。ひどいときには満腹に近い感覚が一日中続くなどということもありました。それだけに、ほどほどの時間に空腹感が戻り、三食をおいしくいただけることがしみじみありがたく感じられます。この状態を維持するためなら、散歩がてら近所を一周する日課を、もうしばらく続けていくのは一案でしょう。世間的にいうところの花見はもう潮時ですが、新緑に重なる八重桜は絵になります。blogによる日々の記録はこれにて一旦終わりにしますが、始業前の日課は当面続きそうです。
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