日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

海を渡って沖縄へ 2018 - 喜屋武岬

2018-10-31 11:38:54 | 沖縄
例年の結果から、半日では大したこともできないのが分かっています。最終日は南部を軽く流すだけと決めていました。平和祈念公園、魂魄の塔、具志川城の順に挨拶回りを済ませ、最後に立ち寄ったのは喜屋武岬です。
本降りとなったときは先が思いやられたものの、こちらが出る頃には止み、その後も曇り空のまま持ちこたえてくれました。実質的には元の予報が的中したということです。なまじ晴れれば欲張ってしまい、最後に慌てたかもしれません。元々最終日はおまけ程度と位置付けていただけに、この程度で十分だったともいえます。

本活動の特徴として、時間をとりわけ贅沢に使った点が挙げられます。往路に丸二日をかけ、さらには那覇に三連泊して、帰りも空を一跨ぎしてしまえば済むところ、途中で下りて新幹線と夜行列車を乗り継ぐという徹底ぶりです。
仮に空路で直帰するなら、滞在時間が夕方までは延びました。しかし、暗くなるまでに戻るということになると、昨日と違ってそう遠くへは行けません。帰りの便の時間が気になり、最後に一杯やろうにも落ち着かなかったでしょう。あまつさえ、無味乾燥で退屈な空の移動が最後では、有終の美も何もありません。ならば半日で切り上げ、空路を最小限に抑えつつ、来た道を引き返して帰った方がよいに決まっています。
最大の収穫は、何といっても九年ぶりに実現した船旅ですが、それとともに大きかったのは三連泊です。例年通りの二泊なら、代わり映えのしないところにしか行けなかったでしょう。それが一日増えたことで、同じく九年ぶりに辺戸岬へ足を延ばすことができました。ただし、仮にあと一日あったとしても、どこへいくかの妙案が浮かびません。二泊が三泊に増えたことの効果は絶大でも、さらに一泊増える効果はかなり薄れるということです。時間を贅沢に使いつつ、最大限の成果を上げたという点では、今年の白眉といいきれる活動でした。思い残すことは何もありません。心地のよい余韻とともに帰れそうです。

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