何度も通い、くまなく歩き回ったつもりの高遠城址ですが、今更ながら新しい発見がありました。桜雲橋を渡り本丸へ入ってすぐ左の場所に、とてつもない大木が屹立していることです。塚のように盛り上がった場所に立つ大木は、高さと幹の太さのどちらをとっても、これまでに眺めたどんなコヒガンザクラをも圧倒するような偉容を誇っています。
それにもかかわらずその存在に気付かなかったのは、園内でもやや地味な本丸の一角であることと、他の木々に隠れて全貌が明らかにならないことの二点にあります。実際のところ、カメラに収めようにも他の木々が邪魔して様になりません。二年前に置賜のさくら回廊を旅したとき、樹齢千年級の古木でありながら立地が悪く絵にならない「草岡の大明神桜」を評して、「名木必ずしも名所ならず」と申したことがありましたが、この木もまさにその手の名木といえるでしょう。
それにもかかわらずその存在に気付かなかったのは、園内でもやや地味な本丸の一角であることと、他の木々に隠れて全貌が明らかにならないことの二点にあります。実際のところ、カメラに収めようにも他の木々が邪魔して様になりません。二年前に置賜のさくら回廊を旅したとき、樹齢千年級の古木でありながら立地が悪く絵にならない「草岡の大明神桜」を評して、「名木必ずしも名所ならず」と申したことがありましたが、この木もまさにその手の名木といえるでしょう。
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