日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

明かり煌めく仙台へ 2019 - 敷島公園

2019-12-28 15:49:22 | 関東
出遅れが如実に響き、前橋で早くも日が暮れようとしています。影が刻一刻と延びる中、やってきたのは敷島公園です。
何かにつけて影が薄い群馬の県都前橋にあって、数少ない見所の一つがこちらのバラ園です。しかし今年は五月を全て東北の旅に注ぎ込み、その後も京都へ転戦したため、最盛期に訪ねる機会を逃しました。秋バラの季節に訪ねてみようと企てるも、今度は北海道から北陸へと転戦し、またもや機会を逃しました。年末まで咲いているなどという虫のよい話は当然ながらなく、株は軒並み剪定され、やがて来る初夏に備えてしばしの眠りについていたという顛末です。
ただし、一つ残らず散ったわけでもありません。嗄れた花がわずかながらも残っています。咲いていると形容するには語弊がある、もはや形骸同然の有様です。とはいえ、こちらが来るのを待っていてくれたかのようでもあります。そう思えば、嗄れた花といえども愛おしく感じられるのが人情です。来てよかったと言い切りましょう。
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