続いては旧中頓別駅に立ち寄ります。かつての駅は、吹き抜けの巨大な三角屋根をファサードにした、山小屋風の瀟洒なバスターミナルとなりました。その玄関は百花繚乱の鉢植えで彩られ、館内も上質な天然木で造られるなど、北見枝幸、浜頓別といった近隣の味気ないバスターミナルとは全く異なる趣です。
吹き抜け部分には明かり取りの窓とロフトが設えられ、そのロフトにはささやかながらも天北線の資料が展示されています。窓口には今なお係員が常駐するなど、地元の人々により大切にされていることが一目瞭然。建屋のそばに置かれたキハ22も、駅前にカーブを描いて突き当たる停車場線の雰囲気も秀逸です。廃止から四半世紀を経て、代替バスも年々本数を減らし、今では一日四往復のバスが発着するに過ぎないターミナルですが、この雰囲気だけは末長く受け継がれてほしいと願わずにはいられません。
吹き抜け部分には明かり取りの窓とロフトが設えられ、そのロフトにはささやかながらも天北線の資料が展示されています。窓口には今なお係員が常駐するなど、地元の人々により大切にされていることが一目瞭然。建屋のそばに置かれたキハ22も、駅前にカーブを描いて突き当たる停車場線の雰囲気も秀逸です。廃止から四半世紀を経て、代替バスも年々本数を減らし、今では一日四往復のバスが発着するに過ぎないターミナルですが、この雰囲気だけは末長く受け継がれてほしいと願わずにはいられません。
乗ってみたかった。。