日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

色づく秋の北国へ 2014九日目

2014-09-13 16:15:07 | 北海道
続いては旧中頓別駅に立ち寄ります。かつての駅は、吹き抜けの巨大な三角屋根をファサードにした、山小屋風の瀟洒なバスターミナルとなりました。その玄関は百花繚乱の鉢植えで彩られ、館内も上質な天然木で造られるなど、北見枝幸、浜頓別といった近隣の味気ないバスターミナルとは全く異なる趣です。
吹き抜け部分には明かり取りの窓とロフトが設えられ、そのロフトにはささやかながらも天北線の資料が展示されています。窓口には今なお係員が常駐するなど、地元の人々により大切にされていることが一目瞭然。建屋のそばに置かれたキハ22も、駅前にカーブを描いて突き当たる停車場線の雰囲気も秀逸です。廃止から四半世紀を経て、代替バスも年々本数を減らし、今では一日四往復のバスが発着するに過ぎないターミナルですが、この雰囲気だけは末長く受け継がれてほしいと願わずにはいられません。

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5 コメント

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八甲田 (mosboya)
2014-09-19 10:16:45
黒磯で機関車が直流から交流に代わるという、今思えばおおらかな時代でした。
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臨時急行 八甲田 (サー)
2014-09-19 04:45:38
乗ってみたかった。。
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訂正 (mosboya)
2014-09-15 23:30:40
はまなすに乗ったのを忘れていました。しかも今年の二月にorz
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ようこそ (mosboya)
2014-09-15 09:45:11
客車急行といえば、周遊券があった当時に臨時の「八甲田」に乗車したのが自身唯一の経験です。今振り返ればよい時代でした。
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急行天北 (サー)
2014-09-13 19:18:44
http://m.youtube.com/watch?v=fLX0_xra9VQ
乗ってみたかった。。
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