日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

東北縦断花見の旅 2019続編 - 桜林公園

2019-05-02 16:22:01 | 東北
岩木山神社を出てすぐに県道からそれ、急坂を上った先に桜林公園があります。なだらかな斜面に無数の桜が林立し、岩木山の頂も垣間見える、穴場というべき名所です。多少の標高差はあるものの、開花状況は岩木山神社とおおむね共通するのが経験上分かっています。果たせるかな、こちらの桜もまさに満開。去年は若干花の少ない木が散見されたものの、今年はそのようなこともほとんどありません。こうなると今まで見えなかったものも見えてきます。岩木山の頂に桜が覆い被さるような画を切り取ることができました。

キャンプ場も兼ねているこの公園、花見の時期はさぞや混むかというとさにあらず。これまで二回訪ねた限りでは、キャンパーを見かけた記憶がありません。早い話が寒いのです。今なお日陰に雪が残った状況で、朝晩にどれだけ冷えるかは想像がつきます。活動仲間がここでキャンプをしたときも、あまりの寒さに寝付けなかったと聞きました。
ところが今日は様子が違います。こちらが着いた時点でも、ざっと数えて10張はあったテントが、時間が経てば経つほど増えてきました。日帰り客はともかく、テント泊のキャンパーがこれだけ多いのは初めてです。ただし、暖かくなったのかというと、全くそのようなことはありません。現在の気温は10度、風はようやく収まってきたものの、日が暮れればますます冷えてくるでしょう。それにもかかわらずこれだけテントが出ているのは、10連休の影響と見てよさそうです。
自分ならこの条件下でのキャンプは御免蒙りたいところですが、そうもいっていられない事情があります。これから北海道へ渡っても、函館の宿にはまず泊まれないからです。少なくとも、明後日あたりまではキャンプをするほかないと予想されます。きじひき高原のバンガローに泊まれれば渡りに船ですが、ここの状況からも期待し難いのは明らかです。寒さに震えながらのテント泊となるかもしれません。
それは一応想定の範囲内だったため別によいのです。しかし、今日ほどの風が吹けばひとたまりもありません。風だけは勘弁してほしいというのが本音であります。
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