日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

色づく秋の北国へ 三日目

2013-09-30 20:34:44 | 北海道
滝川からは12号線を淡々と走って旭川に着きました。気温は14度と昨日に比べて若干下がっています。それはまあよいのですが、ともかく午後は本降りの雨が続いて興ざめしました。最新の予報では明日の昼まで降るそうで、まったく飽きもせずよく降るものだと思います。この雨の中機材を担いで歩くのは現実的でないため、今夜は手ぶらで呑み屋街に繰り出します。

道北最大にして道内第二の都市である旭川ですが、近年は意外なほどに縁遠く、宿泊するのは六年ぶりのことです。当時は旅先の酒場で呑むという習慣も確立しておらず、呑み屋街を一周してめぼしい店を物色したものの、結局これといった店には出会えなかったという記憶があります。後に教祖の導きもあり全国各地の名酒場を訪ね歩くことになったわけなのですが、その間旭川は素通りを繰り返してきました。
「居酒屋密度」という教祖の言葉を借りれば、北海道は釧路を除き必ずしも居酒屋密度の高い土地ではありません。旭川も例外ではなく、心当たりは教祖が「北海道一」と激賞する「独酌三四郎」のみです。一軒だけが突出しており、他にめぼしい店がほとんどないという点では、名古屋の「大甚本店」や秋田の「酒盃」に通じるというのが、六年前の経験を踏まえた印象です。よって、まずは手堅く「独酌三四郎」を攻め、余力があれば自力でもう一軒という展開を想定しています。果たして先入観は覆るでしょうか。

コメント    この記事についてブログを書く
« 色づく秋の北国へ 三日目 | トップ | 色づく秋の北国へ 三日目 »

コメントを投稿