日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

新春の四国を行く 2020 - 巽屋

2020-01-05 12:06:55 | B級グルメ
潔く切り上げて徳島へ戻ったのは、深入りしたところで時間を空費するだけだと思ったからです。それに加えて、これ以上遅くなると昼時の混み合う時間に重なるという事情もありました。とるものもとりあえず駆け込んだのは「巽屋」です。
去年は「いのたに」の開店を待って入り、眉山に登ってからこちらを訪ねるつもりでいました。ところがあまりの好天により滞在が延び、ようやく下山して訪ねると、無情にも店仕舞いした後でした。時間にすれば三時過ぎだったでしょうか。関知していた情報によると、閉店がこれほど早いとは聞いておらず、なおかつ中休みがあるとも聞いていなかったため、予想外の事態にいたく落胆したのが思い出されます。あのときの真相がようやく明らかになりました。平日は15時で店仕舞いし、土日祝日に限り20時まで営業と告知されていたのです。やはり口コミサイトの情報は鵜呑みにできません。
昨年足をすくわれたことにより、この店を訪ねるのも二年ぶりということになりますが、無沙汰の間に変わったことが一つあります。両方の窓際と中央で三列あったテーブル席のうち、道路側に面した窓際のテーブルが取り払われ、その跡がカウンターになっていたのです。テーブル席の収容力を削る代わりに窓際のカウンターを造ったといえば、思い出すのは米沢の「金ちゃんラーメン」です。しかしあちらと違い、元々あったテーブルを撤去してカウンターを一本造っただけのようにも見えます。列車でいうなら、クロスシートを撤去してロングシートに改造したようなものであり、床面積は広がるものの、座席の定員で考えた場合、収容力の向上には何らの効果もなさそうです。個人的にも、客席の中心に背を向ける形のカウンターは落ち着かないため、なぜこのように改造されたかが不可解に感じられます。まろやかなスープが健在だったのはせめてもの救いでした。

巽屋
徳島市住吉5-68-1
088-653-3839
1000AM-1500PM(土日祝日 -2000PM)
水曜定休(祝日の場合営業し翌日休業)
肉入り750円
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