その後も終始必要最小限の余裕を保ち、両津港には出航30分前に到着。航送車の列につくとほどよい間合いで乗船が始まり、デッキに上がってひとしきり名残を惜しむと、出航五分前を告げる銅鑼の音が鳴り出しました。定刻からわずかに遅れて出航し、現在新潟へ向けて航行中です。
月曜まで晴との予報に喜び勇んで出たはずが、本日の天候は一貫して振るいません。ただし、時間が経つにつれて雲に切れ間が出始め、そこから西日が射し込む場面が増えてきました。遠ざかる佐渡島の上空も雲に覆われてはいるものの、わずかな隙間から後光のような日が射しています。往路に眺めた清々しい青空とは比べようがないものの、こちらはこちらで印象的です。
七年ぶりの再訪を一言で総括するなら、佐渡は広いと改めて実感する旅でした。中央の細くなった部分を境に、南北二つに分かれているようにも見える佐渡島ですが、前回は南側の半分、今回は北側の半分を回ったところで時間が尽きました。我が国の離島の中で、沖縄本島に次ぐ実質二位の面積は伊達でないというのが実感です。
それとともに思うのが、外海府を晴天下で走りたかったということです。結果論としては内海府と両津市街を今日に回し、昨日は外海府を往復すればよかったということになります。しかし、何度も訪ねた島ならともかく、未踏の地も残る二回目の上陸ということになると、それらをいかに効率よく回るかという発想にどうしても縛られてしまいました。
見方を変えると、次の機会があったとすれば、行きたい場所から順に行けばよいということになります。快晴の外海府はそのときまでとっておけという思し召しでしょうか。二度あることは三度ある、いつか再訪できる日を楽しみにしています。
月曜まで晴との予報に喜び勇んで出たはずが、本日の天候は一貫して振るいません。ただし、時間が経つにつれて雲に切れ間が出始め、そこから西日が射し込む場面が増えてきました。遠ざかる佐渡島の上空も雲に覆われてはいるものの、わずかな隙間から後光のような日が射しています。往路に眺めた清々しい青空とは比べようがないものの、こちらはこちらで印象的です。
七年ぶりの再訪を一言で総括するなら、佐渡は広いと改めて実感する旅でした。中央の細くなった部分を境に、南北二つに分かれているようにも見える佐渡島ですが、前回は南側の半分、今回は北側の半分を回ったところで時間が尽きました。我が国の離島の中で、沖縄本島に次ぐ実質二位の面積は伊達でないというのが実感です。
それとともに思うのが、外海府を晴天下で走りたかったということです。結果論としては内海府と両津市街を今日に回し、昨日は外海府を往復すればよかったということになります。しかし、何度も訪ねた島ならともかく、未踏の地も残る二回目の上陸ということになると、それらをいかに効率よく回るかという発想にどうしても縛られてしまいました。
見方を変えると、次の機会があったとすれば、行きたい場所から順に行けばよいということになります。快晴の外海府はそのときまでとっておけという思し召しでしょうか。二度あることは三度ある、いつか再訪できる日を楽しみにしています。
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