日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

汽車旅in信越 2016秋 - 湘南色

2016-10-23 20:00:15 | 甲信越
「三吉屋」を出て駅へ戻ると、折り返して長岡行となる普通列車が今まさに入線してくるところでした。しかしそれをあえて見送り後続列車に乗り込みました。これが本日最後の乗車です。
見送った理由の一つとして、発着するのが仮設の9番線で、しかも10分に満たない間合いの慌ただしい折り返しとなり、最後の乗車を飾るには画竜点睛を欠くという事情がありました。その点後続列車は駅舎に接した1番線に発着し、入線から発車まで14分と折り返しの間合いも適度です。
加えて、元々乗ろうとしていた列車が新・新潟色の編成を2本連ねた6連で、車内が小ぎれいに改装されているのも画竜点睛を欠くように思われました。もちろん後続に原型車が入る保証はないものの、一本待っても30分足らずの状況ならば、賭けてみる価値はあろうと考えた次第です。
果たして何が来るかと待ち構えていると、新・新潟色を先頭にした6連が入線し、後ろに連結されていたのは湘南色の編成でした。車内はどちらも改装されてはいるものの、やはり湘南色ということになるとありがたみが違います。最後を飾るにふさわしい役者が登場してくれたのは幸いです。
こうして見事有終の美を飾ったわけなのですが、最後という実感が全くといっていいほど湧きません。新車への置き換えがさらに進んだとしても、全面撤退までにはまだ猶予があるからでしょう。往生際の悪い自分のことです。変更後の運用を捕捉できれば、冬場にまたも出向いてしまう可能性は十分にあります。とはいえ、こうして一日中でも乗っていられる機会は早晩失われるかもしれません。塗装も内装も様々な編成が健在のうちに、心ゆくまで乗車できたことを幸いに思います。

★新潟1926/458M/2042長岡

コメント    この記事についてブログを書く
« 汽車旅in信越 2016秋 - 三吉屋 | トップ | 汽車旅in信越 2016秋 - ます... »

コメントを投稿