風が出て多少なりとも過ごしやすくなってきたため、そのまま本丸に上がってきました。
鶴ヶ城でも弘前でも、本丸といえば観光客が最も多く集まる場所です。しかしこちらの本丸には意表を突かれました。これほど広い城内なら、本丸もさぞやと思っていたところ、ごくささやかなものだったのです。小高い斜面に鬱蒼とした木立が茂り、櫓のあった一角だけ視界が開けているという状況は、整然とした城内で唯一異彩を放っています。
実を申しますと、本丸を訪ねるのはこれが初めてです。起伏がある上に遊歩道が砂利道で、冬には足場が悪くなりやすく、それが今まで素通りしてきた理由でもありました。下手に整備をするよりも、自然を残すことに重きが置かれた結果、見物客が寄りつかなくなっているのかもしれません。それならむしろ歓迎すべきことではあります。小鳥のさえずりが聞こえる中、微風に木立が揺れる静かな雰囲気が印象的です。
鶴ヶ城でも弘前でも、本丸といえば観光客が最も多く集まる場所です。しかしこちらの本丸には意表を突かれました。これほど広い城内なら、本丸もさぞやと思っていたところ、ごくささやかなものだったのです。小高い斜面に鬱蒼とした木立が茂り、櫓のあった一角だけ視界が開けているという状況は、整然とした城内で唯一異彩を放っています。
実を申しますと、本丸を訪ねるのはこれが初めてです。起伏がある上に遊歩道が砂利道で、冬には足場が悪くなりやすく、それが今まで素通りしてきた理由でもありました。下手に整備をするよりも、自然を残すことに重きが置かれた結果、見物客が寄りつかなくなっているのかもしれません。それならむしろ歓迎すべきことではあります。小鳥のさえずりが聞こえる中、微風に木立が揺れる静かな雰囲気が印象的です。