日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

晩秋の大地を行く 2020 - 禍根

2020-10-20 17:04:23 | 北海道
案の定禍根となってしまいました。今し方野暮用を終えたところです。
三国峠を越えた後も、無人地帯が長く続きます。電波が届く場所ということになると、少なくとも糠平までは行く必要がありました。その沿道に点在するのが旧士幌線の遺構群です。アーチ橋を中心とした見応えのある遺構を、国道沿いの展望台から眺めることができるため、時間が許せば立ち寄りたいのはやまやまでした。しかし、実質最初の遺構となる幌加駅を訪ねたところで時間が尽き、糠平までまっすぐ走るしかなくなりました。線路は道の東側を通っていたため、昼過ぎという時間帯は頃合いでした。晩秋の柔らかな日が射す条件もお誂え向きだっただけに、むざむざ素通りせざるを得ないのが惜しまれてなりませんでした。せめて開始があと一時間、いや30分でも遅ければ、駆け足ながらも見て回ることは可能だったのですが。
天候の当たり外れは運の問題と割り切れます。しかし、職場の事情で妥協せざるを得なかったときは、後年まで苦々しい思い出となって残ることが少なくありません。今回の出来事も、その一つに加わりそうな気がしています。しかし、全体として捉えれば、不平を述べるのも筋違いな話です。十日を超える長い休みをもらえたことにまず感謝すべきでしょう。恨み言は水に流し、この先の旅がよりよいものになってくれることを願います。
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