日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

中国四国縦断ツアー 2016 - たまがんぞう

2016-11-03 18:52:31 | 居酒屋
酒二合を空けたところで一軒目を辞去し、その気になればもう一軒はしごしてから広島へ行ける状況となりました。続いては「たまがんぞう」に飛び込みます。

教祖の推奨店にしては異例ともいえることがこの店には二つあります。一つは店長以下威勢のよい若い衆が仕切ること、もう一つは店にかなりの収容力があることです。しかし、十分な収容力があるにもかかわらず、最初に足を運んだときは予約満席との理由で振られました。そのは返り討ちに遭いそうになりながらも、予約客が入るまでという条件付きでどうにか入店に成功しました。
特筆すべきは、いずれの場合もカウンターには先客が全くいなかったことです。先客で隙間なく埋まっていて、どう見ても満席と分かる状況ならともかく、一見するとがら空きの状況で予約満席という事態に陥り、何故か小恥ずかしい気分になったのを記憶しています。

今回もそのような事態を予想しつつ二階の客席へ上がると、見覚えのある店長からは暗に断るような発言が。曰く、刺身が予約客に出す分だけしかないため、それでもよければとのことでした。刺身がないだけならどうということはありません。即答で承諾し、どうにかカウンターに通されるという顛末です。そして結果的には、ここで通されたのはかなりの幸運だったことになります。
というのも、自分の後にも三々五々お客が訪ねてきた中で、飛び込みのお客はことごとく断られていったのです。何故自分だけが入れたかと考えてみるに、この店のカウンターの造りが一因かと推察しました。海側から山側へまっすぐ延び、そこから折れ曲がって斜めに進み、今後は逆方向に折れ曲がってまっすぐ延びるというのがここのカウンターです。つまり金沢の「大関」、富山の「やつはし」などと同じ雁行するカウンターですが、ここの場合斜めになった部分が実質一席分しかなく、再び折れ曲がった後の部分も二席分しかありません。つまり、斜めになった部分が使われるのは、たまたま一人客が入った場合か、直後の部分と合わせて二人一組、あるいは三人一組にする場合のいずれかということになります。今日も予約満席に近い状況だったものの、斜めの一席分だけが辛うじて空いていたということなのかもしれません。
こうして幸いにも入店には成功したものの、過去に訪ねたときの状況からしても、予約満席かそれに近い賑わいがこの店では常態化しているようです。とはいえ尾道の呑み屋は他にもあり、一人でわざわざ予約をしていくのは煩わしく、なおかつ小恥ずかしいように思われます。「保広」と同様試しに飛び込んでみて、入れれば儲けもの、入れなくても仕方なしと割り切るのが現実的なところでしょうか。そのような中、二軒とも入店できた幸運に感謝しています。

たまがんぞう
尾道市土堂1-11-16
0848-29-4109
1700PM-2330PM(LO)
月曜定休

天寶一二合
よせ豆腐冷奴
ネブトの唐揚げ
おのみちプリン

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