そのようなわけで、一区切りついたところで遅い朝食兼昼食をとります。撮影の合間に手早く済ませるなら当然セーブオンです。そう思って乗り込んだところ、駐車場を共用している「ラーメン」の幟を建てた店が目に止まりました。そば、うどんの幟もあることからして、ラーメン屋というより麺類、定食類を扱う食堂なのでしょう。経営者の住居を兼ねていると思しき佇まいには、弘前で愛用している「田沢食堂」に通ずるものが感じられました。幸か不幸か夕方まで115系の列車はなく、そこまで時間が切迫しているわけでもありません。コンビニの軒下で軽食を慌ただしく頬張るよりも、昔ながらの食堂でゆったりいただきたいという考えが勝り、未知数な部分はありながらも飛び込みました。しかし幸いにして外すことはありませんでした。
かつての町役場の向かいという立地からして、用務客、地元客に古くから愛用されてきた店なのでしょう。肴になるような品は少なく、純然たる食堂の趣です。注文は幟に掲げられていたラーメン、210円足せばおにぎりとメンチカツがつく「定食」になるとのことでそちらも選びました。しばらくして運ばれてきたラーメンは、白い丼をスープと麺で満たし、チャーシュー二枚とネギ、なると、わかめを乗せた、見た目にも美しい出で立ちをしています。背脂の浮いたスープは見た目に比して薄味ながら、中太の縮れ麺によく合っています。日参する役場の職員に合わせた結果、この味に到達したのかもしれません。毎日でもいただけそうな、完成された味わいです。
店内のTVでは24時間テレビを放映中。今年の走者は嵐の中を走っているのでしょうか。また一つ夏が終わりを迎えようとしています。
★香月
長岡市中之島410-5
0258-66-0066
火曜定休
ラーメン定食800円
かつての町役場の向かいという立地からして、用務客、地元客に古くから愛用されてきた店なのでしょう。肴になるような品は少なく、純然たる食堂の趣です。注文は幟に掲げられていたラーメン、210円足せばおにぎりとメンチカツがつく「定食」になるとのことでそちらも選びました。しばらくして運ばれてきたラーメンは、白い丼をスープと麺で満たし、チャーシュー二枚とネギ、なると、わかめを乗せた、見た目にも美しい出で立ちをしています。背脂の浮いたスープは見た目に比して薄味ながら、中太の縮れ麺によく合っています。日参する役場の職員に合わせた結果、この味に到達したのかもしれません。毎日でもいただけそうな、完成された味わいです。
店内のTVでは24時間テレビを放映中。今年の走者は嵐の中を走っているのでしょうか。また一つ夏が終わりを迎えようとしています。
★香月
長岡市中之島410-5
0258-66-0066
火曜定休
ラーメン定食800円
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