日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

晩秋の大地を行く 2020 - もめんどき

2020-10-23 22:39:50 | 居酒屋
「独酌三四郎」に再び滑り込めたのは強運以外の何物でもありません。これでもう十分ともいえたのです。しかし、小一時間の駆け足だったこともあり、もう一軒行ける余力も残りました。その余力を活かすべく、飛び込んだのは「もめんどき」です。
去年久々に再訪して、当店のよさを再発見しました。あのときの経験から、三四郎に振られたときの候補の一つと想定していた店でもあります。途中で折れ曲がった長いカウンターは一人酒にもお誂え向きで、ビールはサッポロクラシック。道内外の地酒が揃い、道産の食材を散りばめた品書きも気が利いています。頓に食が細った昨今、選べる品は限られるものの、二軒目にとりわけ好適なのが白菜山わさびです。読んで字のごとく、擂り下ろした山わさびを白菜漬けに乗せるという、家庭でもできそうな一品ではありますが、さりげない研究の跡は窺われます。白菜の刻み方、山わさびの卸し方、さらにはそれらの配合が変われば、味わいも全く変わってくるでしょう。紙一重のところに辛味を保つことにより、酒とともにちびちびやれるという点で、目から鱗の逸品です。

もめんどき
旭川市三条通7
0166-22-1655
平日 1700PM-030AM(LO)
日祝日 1700PM-2230PM(LO)

サッポロクラシック
二世古
お通し三品
白菜山わさび
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