日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

晩秋の大地を行く 2020 - 最後の夜

2020-10-25 19:10:43 | 北海道
給油を済ませて再び車を走らせると、今夜も月が雲間から顔を出しました。ほぼ真正面の上空でした。その月を仰ぎつつ、さらに走って市街に帰還。札幌に終日滞在したことにより、本日の走行距離は上陸以来最少の50kmにとどまりました。出発からの走行距離は3500kmを超えたところです。
次へ行くつもりが舞い戻るという顛末は上陸二日目以来ですが、実をいうともう一つの選択肢がありました。そのときも世話になった萱野駅のライダーハウスです。わざわざ逆へ走ろうと考えたのは、札幌の呑み屋事情の貧弱さに起因します。ただでさえめぼしい店が少ない上に、なけなしの店の大半も日曜が定休で、心当たりのある店が極限にまで絞られるのです。「ふらの」が開いているのを確かめたことにより、連泊という形で決着したものの、そうでなければ萱野に戻っていたでしょう。しかし昨日、これが最後と挨拶したにもかかわらず、いけしゃあしゃあと舞い戻るのも小恥ずかしいものがあります。結果としてこれでよかったのではないでしょうか。
再開後は今一度北海道に戻ることにはなるものの、ひとまず今日が最後の夜です。現在の気温は10度、昨日にも増して暖かい夜になりました。薄手の雨合羽だけ羽織ってすすきのへ繰り出します。
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