椿の花の盛りの頃は枝を伐るのがもったいなくて、花瓶に活けることは滅多にいたしません。せいぜい落ちた花を水に浮かべて眺めるくらいです。でも今日はとびきり贅沢な花の饗宴です。大役を終えて帰宅した椿達としばしの逢瀬を楽しみ、別れを惜しむひと時は椿大好き人間ならではの幸せな時間です。
真塗りの長板の上で前列左から、さつま紅、レディー・バンシタート、ダークオブザムーン、グランドスラム、白乙女、中の列左から、レディー・バンシタート、雅、マーガレットデービス、吹上げ絞り、吹上絞り、後列左から、伊予折鶴、金魚葉椿、瞳子椿、久留米源氏です。
