2022/11/23は夕方、日本共産党神奈川県委員会主催の有機フッ素化合物問題のシンポジウムに参加しました。
まず、有機フッ素化合物の特徴や国際的規制について元静岡理工科大学の教授から説明していただきました。
有機フッ素化合物は調べられるだけでも4700種類あり実際は1万種類くらいあることや、PFOSとPFOAはどちらもオクタンという炭素が8つあるので毒性の強いこと、
ダイオキシンの半減期10年に比べても長過ぎる40年という半減期であることや、
環境ホルモンとして子宮内膜症や精子減少の増加が日本に現れていること、
国際的に規制されて海外では日本の暫定基準「1リットルあたりPFOSとPFOA合計で50ナノグラム」よりも厳しく設定されていること
などを学びました。
続いて、神奈川県内の汚染と対策について、横須賀市、綾瀬市、大和市、座間市の各市議団そして県議団から報告。
私は座間市で有機フッ素化合物汚染により、市内の水源の取水停止、原因特定まだ、米軍キャンプ座間や相模総合補給廠の泡消火薬剤の可能性などを語りました。
その後、沖縄県内の宜野湾市や北谷町から有機フッ素化合物問題について、オンライン報告に。
血中濃度ではPFOSが「1ミリリットルあたり20ナノグラム」、PFOAが半分の同10ナノグラムとのことでした。
水質では暫定基準があっても土壌の国内基準がないことや、
血中濃度検査により国内平均の2倍から高い場所では8倍の数値となっていることや、
有機フッ素化合物の汚泥が有機肥料として使われていくこと、
など驚くことばかりでした。
各地と連帯して有機フッ素化合物の問題に取り組んでいきたいと思いました。
下記は横須賀の有機フッ素化合物の汚染問題のパネルです。