※これは2013年5月6日の記事です。
連休後半は、日光男体山。
以前裏の志津小屋から登ったことがあり、今度は表から登りたいと思っていました。
本当は冬に登ってみたいという気持ちはありますが、
基本ここ日光男体山は冬期は入山禁止。
禁止にも関わらず登ったものは‘末代まで祟られる’と言われています。
(というか、そういう張り紙があるそうです。)
入山しているのが見つかると神社の方にこっぴどく叱られるともよく耳にします。
なので、ぐっと我慢して山開きまで待ちました。
とは言え、山開き当日5日は登山客が多いだろうと思い、一日ずらして登ることに。
6日までお休みで良かった~。^^v
駐車場(無料)は二荒山神社境内にあります。
第1、第2とあり我々は第二の方に止めました。
さー、出発です。
昨日山開きだったし、堂々と表門から登りましょう。
ってこの時初めて開門が6時と知る。
5時っていうのはカゼネタだった。。。
ある記録で土日祝は開門時間が5時というのを見かけて、
それを鵜呑みしてしまったわたし。
準備して5時前に門前に行くと「開門6時」となっている。
|||||(;´Д`)|||||
お馬鹿でした。
二荒山神社の公式HPにはちゃんと「6時」と書いてあるのに。
確認を怠りました。
どうせなら1時間でも朝早く登り始めたいという気持ちの結果というか。。。
仕方ないので車に戻って待機。
どうりで登山客が誰もいないはずだ。
5時半ごろには車もやってきて、登山の準備をする人がぽつぽつ増える。
私たちは6時前までのんびり車内で待ってましたが、
5時半頃にはもう開門されていたようで、なんだかちょっと損した気分です。
登山の30分はとても貴重なのになぁ。
門をくぐり、入山料1人500円支払うとお守りをいただけます。
届書に名前や住所を記帳し、丁寧な説明を聞いて出発。
まずは参道らしく石の階段からスタート。
やがてそれが木に変わり、、、だんだんと登山道らしくなっていく。
5分もすると、鳥居があって一合目です。
ここから登山道らしい道。
森の中の緩やかな登り坂を登って行きます。
足取りはちょっと重いかなぁ。
ザックの中のアイゼンの重さを感じながら歩きます。
1時間もしないうちに舗装路に出ました。
四合目までは舗装路歩きです。
途中のカーブにピンクリボンがあってショートカットできそうでしたが、
舗装路の方が楽に歩けるのでそのまま歩き続けました。
舗装路、結構な距離です。
そして四合目。
教えていただいた鳥居があります。
これをくぐって登山再開。
小屋みたいなのもあります。
ここから登山道らしくなってきます。
土が抉れて根が剥きだしのものが目立ちます。
登るにつれて中禅寺湖が見えてくる。
結構な岩がゴロゴロと。
滑りやすいところには鉄パイプの手すり、ロープ等も所々ありました。
今日は雪もあるというのでアイゼン持ち。
なのでザックがちょっと重い。
でも冬は平気で担いでたな。。。
1mぐらいの高さのあるところを根っこを頼りに攀じ登ったりするところもあるので
山スカだとちょっと登りづらそうです。
裏の志津小屋ルートだと山スカでも大丈夫なんですが。
五合目。
トタンで作られた避難小屋があります。
雨風を凌ぐには良さそうです。
中禅寺湖が綺麗に見えてきました。
以前志津小屋から登ったときは山頂からガスガスの中禅寺湖をちらっと見ただけだったので、
今回は天気が良く綺麗な湖が拝めました。
秋は紅葉でもっと綺麗なんだろうなぁ。
本当に多くの人が登ったという感じがする。。。
大きな角の尖った岩がゴロゴロ転がっている箇所通過。
大きな地震が来たら転がり落ちそうですね。
樹林帯に入ると日陰で雪が凍結した箇所が出てきます。
土色になっているのでよく見て避けて歩きましょう。
裏ルートと違って大きな岩がゴロゴロしている登山道。
それが結構続きます。
歩きにくそうですが、ちゃんとそれなりに歩けるようになってるんだなぁ。
危険ですね~。
凍結しているところをなんとか避けて登ります。
こんなに岩ゴロ道だとは思ってなかったな~。
表と裏と全然違いますね。
岩に矢印が書いてあるのでそれを頼りに足を運びます。
岩ゴロゴロ。
しかも尖ってる岩ばかり。
瑞牆山の岩とはやっぱり違いますね。
避難小屋がまたありました。
七合目です。
ここから岩が大ぶりになってますね。
視界も開けてきて、ますます綺麗に中禅寺湖を見下ろせます。
またまた凍結箇所。
アイゼンを付けるほどの大きさではないので慎重に避けて登ります。
男道って感じだ~。
鳥居がありました。
大きな岩ゴロ道を登っていくと。。。
八合目。
社務所として機能しているのかな?
ちょっと立派な小屋あり。
入ることができるかどうかは未確認。
(追記:入ることができ、避難小屋にも使えそうです。)
ふー、だいぶ登ってきたなぁ。
八合目からは雪がどっさり。
固いです。
アイゼン無しでゆっくり登ります。
下りは用心のためアイゼン要るかな~。
九合目を過ぎると、いよいよ山頂という雰囲気です。
まだ上が白い奥白根山も見えます。
気持ちいいな~♪
っと油断してたら足元の小さい石で転んで右膝ゴツン。
痛い~。(ToT)
登りで滑るなんて。。。
気持ちいいお天気♪
この新しい鳥居をくぐれば山頂です。
山頂にも雪がまだ少しだけ残ってました。
すぐに大剣のところへ。
ピカピカの大剣。
すぐに目に飛び込んできました。
素晴らしい♪
ピカピカだね~♪
2010年に来た時はサビサビの細い年代を感じさせる大剣の写真を撮りましたが、
今回のはまだピカピカで立派。
青い空や白い雲が映ってる。
※2012年3月に130年間もここ山頂に祭られていた大剣が長年の腐食のため根元から折れてしまい、
同10月に新しい大剣が奉納されました。
まだ陽の角度が良くない時間なのか、なかなか刃先に光が当たりません。
天気はいいのだから、必ずキラーン☆と刃先が輝くはず。
休憩しながらダイヤモンド大剣を待ちます。
待っている間に、志津小屋から登ってきたという単独のおじさんと少しお話をしました。
志津小屋の駐車スペースが工事関係の材木などで以前よりさらに狭くなっているとのこと。
あちらから登るには ますます争奪戦になるのかな?
三角点。
と、しばらくすると キラーン☆
キタ━━━━ヽ(゜∀゜ )ノ━━━━!!!!
大剣の刃先に太陽の光が反射します。
側にいた人たちが一斉に撮影w
これを見に来たんですよ♪
やった~♪ダイヤモンド大剣♪ (´∀`) (でも手垢が目立ちますね。。。)
キラーン☆が見れたので大満足。
お天気もいいし、風もそれほど無く寒くもなかったので
もっと滞在したかったのですが、帰りの高速の渋滞を懸念して下山します。
二荒山大神に御挨拶して下山。
ほんと、今日はお天気良くて気持ちいい。(´∀`)
雪の部分は滑るのが嫌なのでアイゼン装着してサクサク下りました。
が、岩場で外したので、
その後の樹林帯の凍結部分は慎重に慎重に。。。。
つるんっ!
わたくし、、、派手に滑って転びました。(´Д`)
主に左側の腰から着地。
うぎゃ~。
お尻が半分ドロドロに~。
急いで泥を拭ったのとパンツの撥水機能でなんとかすぐに乾いて
‘泥ケツ’は逃れたものの、ちょっとショック。
あんまりこんな風に滑って転んだことがないので。。。
後ろから男の子が1人下って来て同じように滑りそうになっているので、
「気をつけて~。木を掴んで左側から渡った方がいいよ~。
わたし転んじゃったから~。」
と声をかけると、言った通りにしてくれて無事通過。
ほんと危険極まりない。
でも頭とか打って無くてよかった~とつくづく思いました。
その後も私はいつもとは違って何でもないところでよく転びまくります。
うーーん。。。なんでだろう?
よく転ぶ旦那さんが転ぶならわかるんだけど。。。
なんでわたしが?
なんか罰あたりなことしたかな?
と、ふと朝社務所でいただいたお守りをパンツの腿ポケットに入れていたことを思い出しました。
そういえば、私登りながらパンツに付いた汚れを落とすのに腿ポケット部分を叩きまくってた。。。
お守り入れてるの忘れてて叩き続けてたのが良くなかったかな~?(´Д`)
なのでお守りを取り出して首からかけて下山することにしました。
パンパン叩いてごめんなさいデス。
どうぞ無事に下山できるようお守りください~。
四合目。
なのでここまで写真がほとんど無し。
13時過ぎ、無事下山。
門の手前にある‘靴清め所’で靴の泥を落とします。
写真にあるとおり、神聖なる山の土を門外に持ち出さないためです。
泥だらけだった登山靴も綺麗になってありがたい~♪
鏡も設置されていて、
山の泥を落とすこと=境内に戻るための身だしなみの意味もあるのかなとも思いました。
まとめ
連休最終日ということもあってか人も少なく、お天気にも恵まれて
滑って転んだこと以外はとても気持ちの良い山行になりました。
ピカピカの大剣は500年はもつと言われていますので
これからも男体山のシンボルとしていつまでも輝き続けて欲しいと思います。
メモ
駐車場は二荒山神社の境内に第一、第二(無料)とありますが、
満車の際は近くの県営駐車場(有料)へ止めましょう。
登山者は参拝客用のスペースには止めないように。
八合目より上は残雪あり。
アイゼンが無くても登れましたが、下りはあった方が安心かもです。
軽アイゼンで十分です。
東北道~日光宇都宮道路の清滝ICで下りてすぐにコンビニは2件ほどありました。
トイレは駐車場にありますが、登山口より先にはありません。(山頂にも無し。)
今回のルート&グラフ
総距離 約7時間
所要時間 約9.2km
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