経営コンサルタント日野眞明のmoreな「ひとりごと」

「商売繁盛」「ビジネス(創業、起業、経営革新)」など更新中!(2022年5月引越)

94%の売上減少。<3,410本目>

2010-12-21 06:24:00 | ひとりごと
10年ほど前から定期的にニューヨークへ視察に来るようになってから、
松井秀喜選手がニューヨークヤンキースに入団したので
最近は一段と、身近に感じるようになっていたのでした。

その松井秀喜選手はご承知の通り今シーズンは、
西海岸のアナハイムエンジェルスでプレーしていたのです。

その影響で、ガイドさんから聞いたところによると
「昨シーズンはヤンキースタジアムに5,000人の日本人観光客が訪れた。」

ところが、
「今シーズンのヤンキースタジアムへの観光客は300人だった。」というので
す。

企業の売り上げに当てはめてみると、
「(5,000→300ですから、)“前年対比”6%」の売り上げの表現と同じになります。

もはやここまでくれば、売上が下がって、予算達成できなかったという話ではなくなるのです。
事業そのものが消滅してしまうのです。

一昨年まではの訪問者のうち何人かは日野を含め日野と一緒に視察セミナーへ参加した人たちですが、当然今シーズンは行っていません。

ファンというのはとてもありがたいもので、松井秀喜選手がどれだけヤンキースに日本人を動員していたかがわかります。

人を集めることができる人は本物ですから一流です。
お客様がたくさん来店しているお店が、本物なのです。

日本人向け観光事業としての昨年は新型インフルエンザの影響も大きいと言われています。

実際に昨年は日野も「アメリカ視察セミナー」を中止しました。

観光客の減少は、現地ガイドさんやドライバーガイドさんにも大きく影響します。
それはそれで、ビジネスリスクではありますが、同じようにチャンスも大きく訪れることもあるということです。

当事者でないとなかなか感じることではありませんが、
当事者意識を持つことはできます。

実際には、当事者でありながらそのことに気がついていない経営者やビジネスマンも少なくはないです。

クリスマスの週末で、人がすれ違えないほどごった返すタイムズスクエアあたりを散策してウォッチングしながら、
いろいろなことも発想したり考えたりすることができます。

これから日本人観光客にも人気が出そうな、(もちろんまだどのガイドブックにも載っていないでしょう)
ビジネスも体感しました。

人気ビジネスがますます人気が出て進化している場面にも出会えました。

たくさんの刺激を受けながら、
たくさんの人を見ながら、
たくさんの歩きをしながら、
たくさんの話を聞きながら、

たくさん吸収しています。

来なければわからないことが、来ただけでわかってしまいます。
やはり、海外視察は“定点観測”が効果的です。