確か、
「一歩を踏み出す勇気」とか「ブレーキの外し方」とか、
タイトルに付いた書籍がビジネス書コーナーで人気だったような気がします。
何かをやりたいと思っていても、なかなか始められない。
始められない理由はいろいろあったり、
それぞれの事情もあったりと様々です。
事情や状況を言ってはキリがありません。
始められない時は、自分の力不足なのでしょう。
気持ちやノウハウが臨界点に達していないのです。
臨界点に達した時にはじめてそこからあふれだすイメージが一番いいのです。
でも、その臨界点はいつか来るかと言うと、
実はいつまで待っていてもおそらく来ないでしょう。
「来年からやる!」って言って今から張り切っている場合もあるでしょう。
それでも、来年が来たからと言って自分が変わる訳ではありません。
日本ではお正月や年末をとても大切にする素晴らしい文化があるので、そこで
“仕切り直し”をするにはいいチャンスではあります。
来年からやるのであれば、その準備は今(今日)からスタートができるのです。
そのスタートがなければ、
何も変わらないし、
何もできないでしょう。
特に新しいことをやらなければいけないわけでもありません。
むしろ同じことを何年も続けている方が素晴らしいことが多いのです。
薄っぺらな人間は、
「何か、おもしろいことやろ~」的な、
今までと同じことに着いていけないがために目先の興味に走ります。
実はそれは、本質的なことをやる実力がないので、”逃げて”いるのです。
あるいは、素直になれなくていじけているのかもしれません。
そんな場合、本人の自覚がある場合はまだ救えるのですが、
そうでない場合は残念な人でしょう。
実力がある落語家は、同じネタでも何十年と話すことができます。
そのネタは落ちがわかっていても一流のお話を聞けば、決して色あせる事はありません。
映画でも名作は、何年後に観ても名作です。
何度見ても、違った感動があるものなのです。
「何事も・・・」なんて話をくくってはいけません。
そんな大きな話ではなく、
自分と向き合って目の前の小さなことでもやりたいことを始めるのです。
それが大事なのです。
それが楽しいのです。
それが自分なのです。
雨残り@窓口相談から
TBC納会。
今年もあと半月となりお忙しいでしょうが、相変わらず来ていただいてありがとうございます。