経営コンサルタント日野眞明のmoreな「ひとりごと」

「商売繁盛」「ビジネス(創業、起業、経営革新)」など更新中!(2022年5月引越)

心意気。

2007-10-19 00:19:16 | ひとりごと
口では「お客様に喜んでいただく」とは言いながら、どんなことで喜んでいただくのかはっきりしていない場合が多いのです。

楽しい仕事ができればこんなに幸せなことはない。
何が楽しいか?
それは自分が楽をすることではなく、相手が喜んでくれたことだろう。
相手が喜ぶと言うことは自分が認められたと実感できる瞬間です。
その瞬間の積み重ねが経営の醍醐味でもあるのでしょう。

経営者は規模の大小を問わず常にお客様を意識しています。お客様がいなければビジネスは成り立たないからです。

自分ひとりだけの考えをこだわりと称したひとりよがりになってしまってはお客様やスタッフさえもついてきません。

一人だけの事業者ならそれでもいいでしょうが二人以上になった場合にそれは「組織」となります。
組織にはそこでコミュニケーションが生まれ、目的達成のための指示命令となってあわられてきます。
言わなくても感じで目標に向かってぶれないコミュニケーションができていれば一番いい形です。
この流れが順調にいけば行くほど組織は大きくなり大きな仕事も達成できます。

その分、喜びも大きくなります。
反対に悩みの種も尽きなくなりますが、それ以上の達成感を実感できるのです。

達成感も自分の存在を意識できる楽しい仕事となるでしょう。

イトーヨーカ堂の創始者、伊藤雅俊氏の母親は家庭内で涙することがあっても店頭にお客様がみえた時はサッと切り替えて笑顔で「いらっしゃいませ」と言って接客をしていたと回想しています。

お客様を楽しませるためにその舞台となるお店では決してつまらない表情を見せない商人の心意気があります。

その心意気をビジネスでどんどん打ち出していきましょう。

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