おいしいごはんの日々

しゅみ;食器集め・いけばな・旅行 
すきなもの;紅茶

名前と味

2014-09-17 | 日々
先日興味深い出来事がありました。

大人数の調理を手伝っていた時のこと。
メニューは「ハヤシライス」みんなだいすきハヤシライス。

メインで調理を担当される女性の指示に従って、野菜を切っていきます。
材料は
玉葱、人参、ジャガイモ、マッシュルーム、薄切り牛肉、彩りにピーマン。
・・・・・え?にんじんとじゃがいも?ピーマン??

指示が出されます。
「玉葱、人参、ジャガイモは一口大に切って下さい。マッシュルームは薄切りで。」
ひとくちだい??と思いつつも調理は進む。

材料が揃う。見た目はカレーライスを作成している時と同じです。
野菜を炒め、水を入れて煮込み、ルーを入れる。
女性、おもむろにビーフシチューの素を投入

完成した。野菜とお肉とルーだから味はおいしいです。
そう、ただのビーフシチューです。

それを未就学の子ども達が食べて、大人も食べる。
すると!!子どもも大人も大混乱。
大人はいいのよ、言葉選んで聞いてくるから。「えっと、これは??」って。
私は答える。「ハヤシライスです。」だってメニューにそう書いてある。

子ども達はふたつのパターンに分かれます。

a.ハヤシライスを食べたことがない子ども
 「これなにー!カレーじゃない!」
 「今日のカレーが変!」
 「カレーが苦いよ!」
ハヤシライスだよ、と答えると「カレーだと思ったのに。」と、どんより。

b.ハヤシライスを知っている子ども
 「これなにー!なんなのこれー!」
 「今日はハヤシライスじゃなかったの?!」
ハヤシライスだよ、と答えると「ハヤシライスはこんな味じゃない!」とご立腹。
「ハヤシライスはジャガイモとか入らないよ!人参も入らないよ!ねえ!」お子様の主張。

結果、想像以上に余るハヤシライスもとい、ビーフシチュー。
なんの先入観もなく食べたらおいしいのに、名前と想像した物が違うだけで
こんなにリアルな結果になるのね、と新しい発見でした

最新の画像もっと見る

コメントを投稿