さて、新年初仕事です。11月に仕込んだ柿酢が出来上がったので漉しました。
果肉が溶けて全体的にドロドロです。表面に酢酸菌の塊のこんにゃく状のものが浮いてきましたのでそれと一緒にざるで漉します。
ざるで漉すときは目詰まりするので、2回に分けて漉したほうがいいです。最初は大きめのかすから漉すようにして、ざるにあけて一晩置き、自然に垂れるようにします。
ごみが入らないように、こうやって蓋を載せておきました。
当然酸性が強いので、ステンレスの鍋を使ってます。
一晩置いた液体を、今度は布で漉します。今回は厚めのキッチンペーパーを2枚重ねで漉しました。
こうやって見ると結構細かい果肉が残ってるんですよね。
さらに漉すと、こんな感じにきれいな酢だけ残ります。
まだ発酵はしているので、一升瓶に入れてしばらく寝かせます。蓋は軽くして冷暗所で1年寝かすと、だいぶ落ち着いてくるそうです。今回は20個の柿で1リットルのお酢が取れました。
さて、残ったかすなんですが、まだお酢をたっぷり含んでいますので、もうひと働きしてもらいます。
お正月に食べたカニです。その殻を細かく砕いて、このかすに混ぜます。
殻が溶けたお酢は薄めて野菜に散布するとさび病などを予防するそうです。春先にニンニクに散布してやろうと思います。
さらに残ったかすはコンポストに。たい肥の発酵を促進してくれるそうです。
残らず使って、ちょっと新年から気持ちいいかな。
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