ぽたぽたもんばたけ

間借り畑とベランダで何ができるか実験中
猫記事追加してます

天恵緑汁絞りました

2018-04-06 09:11:28 | 土づくりの工夫

10日前に仕込んだヨモギ汁です。途中材料が沈んだ分新たに黒砂糖とヨモギを足して、全部でヨモギ3キロ分ぐらい漬け込みました。

昨日蓋を開けてみたら、こんな感じで液が溜まってます。

何年か作り続けていますが、ここまで液が溜まったのは初めてです。いつもは力をかけて絞ってようやく液がたらたらと出てくる感じなんですが、今回はいっぺんにしぼりきれませんでした。まずはたまった液をビーカーにとり、翌日改めて樽を横にし、垂れる液をビーカーで受け止めるようにしました。

液は御覧の通り真っ黒。
水分は一切加えていません、ヨモギから抽出された成分が微生物の働きで発酵してできるのです。一般的なEMなどと同じで、植物に有用な微生物がたくさん入ってるので、まくと植物が元気になります。

そんな液が、今回は600㏄も採れました。
例年の10倍です。材料が新鮮だったのもあるかも知れないですが、今年は雪や低温でだいぶヨモギにも抵抗力がついていたせいかも知れません。

残ったカスには水を足してさらに2番搾りを抽出し、残りかすは畑にまきました。
これから2番搾りのほうを遠い畑にまいてこようかと思います。


雪を溶かして

2018-02-15 15:39:58 | 土づくりの工夫

今日から菜っ葉類の育苗に入ってます。芽が出たベビーリーフは隣の育苗箱に移して、ポットにパラパラとばらまきして芽出し。今回はコスレタス、サンチュ、サラダ菜、チンゲンサイ、タアサイ、そして余りだねのブロッコリーをまきました。

菜っ葉は直まきでも十分育つんですが、何しろ雪が深くて気温も低いので、大きくなるまで保護しておきます。3月になったら畝も準備したいんですが、それまでは室内で管理です。

そしてこちらも作ります。ようやく雪が解けて物置に出入りできるようになったので、ためておいた米ぬかでぼかしを仕込みました。

そろそろ段ボールもいっぱいになってきたので、液肥をとるコンポストに切り替えています。これはそれに振りかける発酵基材も兼ねてます。米ぬか以外に骨粉入り油粕、草木灰を混ぜ、天恵緑汁を加えた水分でしとらせます。

いつもは雨水を使うんですが、今回は雪を溶かして使ってみました。
雪を蒸発させるとわかるんですが、水分なくなると白い粉が残ります。これが雪に含まれてるミネラル。多少はそれが入るかなと思いますが、どうでしょうか?水分すくなめで1か月以上寝かせて、みそのような香りがしてきたら完成です。


柿酢とおまけ

2018-01-04 09:56:37 | 土づくりの工夫

さて、新年初仕事です。11月に仕込んだ柿酢が出来上がったので漉しました。

 果肉が溶けて全体的にドロドロです。表面に酢酸菌の塊のこんにゃく状のものが浮いてきましたのでそれと一緒にざるで漉します。
ざるで漉すときは目詰まりするので、2回に分けて漉したほうがいいです。最初は大きめのかすから漉すようにして、ざるにあけて一晩置き、自然に垂れるようにします。

ごみが入らないように、こうやって蓋を載せておきました。
当然酸性が強いので、ステンレスの鍋を使ってます。

一晩置いた液体を、今度は布で漉します。今回は厚めのキッチンペーパーを2枚重ねで漉しました。
こうやって見ると結構細かい果肉が残ってるんですよね。

さらに漉すと、こんな感じにきれいな酢だけ残ります。
まだ発酵はしているので、一升瓶に入れてしばらく寝かせます。蓋は軽くして冷暗所で1年寝かすと、だいぶ落ち着いてくるそうです。今回は20個の柿で1リットルのお酢が取れました。

さて、残ったかすなんですが、まだお酢をたっぷり含んでいますので、もうひと働きしてもらいます。

お正月に食べたカニです。その殻を細かく砕いて、このかすに混ぜます。
殻が溶けたお酢は薄めて野菜に散布するとさび病などを予防するそうです。春先にニンニクに散布してやろうと思います。
さらに残ったかすはコンポストに。たい肥の発酵を促進してくれるそうです。

残らず使って、ちょっと新年から気持ちいいかな。


切り返しとコンポスト混入

2017-12-22 14:16:36 | 土づくりの工夫

例年通り最近は雨続きです。時折強く降るんで外仕事はできません。それで困るのが生ごみの処理です。冬は分解が遅いんで、どうしてもたまりがちになるんですよ。

コンテナにためていったコンポストのごみも、そろそろ飽和状態です。

ちょっと小雨降ってたんですが、思い切って畑で処理しました。

先月積んでおいた落ち葉たい肥です。
落ち葉だけだとどうしても分解が遅いんですよね。多少はミミズとか入ってるようですが、分解が進むようにここに米ぬかと一緒に混ぜていきます。ミミズなどは生ごみ好きですからね。半分山を崩して、コンポストと変わりばんこに積み重ねます。

積み重ねる際に、落ち葉には米ぬかをぱらぱらと。
微生物やカビなどを呼び寄せる材料になるそうで、うまくいけばこれで温度が上がります。

最終的には60センチぐらいの高さになったかな?
積み終わったら山が崩れないように表面に土をかぶせます。

さらにブルーシートで覆います。
この状態で春までおきます。3月になってくればだいぶ分解してくると思いますが、まあ使い始めは表面散布のほうがいいでしょうね。通路や畝の表面にまくつもりです。


落ち葉堆肥を作る

2017-11-06 09:52:30 | 土づくりの工夫

昨日は道普請だったんですよ。近所に遊歩道があるんで月に一回みんなで掃除をするんですが、今回は台風の影響で大量の落ち葉が出まして。せっかくなんでスタッフバックに2杯ほどもらってきました。腐葉土にはいい材料になりますしね。

作り方にはいろんな方法があるんですが、今回は土や残さと一緒に積んで堆肥にします。葉っぱだけだと少し乾燥するんですが、土を挟むことによってその間に微生物などが入りやすくなるんです。ミミズやダンゴムシなどの生き物が食べたほうが分解が早く進みます。この場合、畑からは少し離れたところに作ったほうが、作物に悪さしなくていいです。

地面に直接積むと落ち葉が風で飛んだりしますので、10センチほどくぼみを作ります。
そこにまず落ち葉を敷きます。

その上に残さや刈草などを敷き、さらに土をかぶせます。
土でサンドイッチしてやるわけですね。さらに落ち葉→残さ→土の順に重ねて、最後は土で全体を覆い、ブルーシートをかぶせて飛ばないように重しをします。

大体1か月すると沈んで落ち着いてくると思います。途中可能なら切り返しをします。
地中から水分が上がってくるので水分補給は不要だと思いますが、もしカラカラになっていたら水分をじょうろなどで補給します。

この状態で1年、ボロボロに分解すれば使えます。
分解が甘い時には通路に施すといいですね。マルチ代わりにも使えると思いますが、すきこむときには完全に分解してからのほうがいいです。